日本マーケティング大賞(日本マーケティング協会)




 

グランプリ:北海道ボールパーク(ファイターズ)

奨励賞:HOTAMET(北海道猿払村)他

 

猿払村はホタテ漁で有名だが、ホタテの貝殻が廃棄物として大量に発生しこれが大きな社会問題となっている。

 

これまで貝殻は海外に処理を依頼していたようだが、その量が大きく増加し処理が追い付かなくなった。そのため自力で処理する必要が出てきた。一部は海岸に放置され悪臭などの環境問題を引き起こしていた。

 

そのユニークな用途として、宗谷岬近くに、ホタテの貝殻を敷き詰めて「白い道」を作った。

白い道は観光地にもなっており大きな観光資源となっている。このように猿払村はホタテの貝殻の使い道を試行錯誤していたようである。

 

今回は処分すべき貝殻に「付加価値」をつけたかなり良い事例であると感じる。

 

「不要物に付加価値をつける」。。。よく言われることだが簡単にできることではない。今回はその形までホタテに似せており、これはホタテから作ったというアピールの他に、機能的にも「強度が高い」といった価値も提供しているとのこと。

 

こういったアイデアを出せる人、仕組みなどを学んでみてもいいかもしれない。