GDPで日本を抜いたドイツで浮上し始めたEU離脱の現実味

 

 

イギリスに続きドイツもEU離脱か。

 

これは「いますぐ」というわけではなく、ドイツの極右政党(AfD)が2025年の総選挙で政権をとった場合である。同党の共同代表がその可能性に関し言及したらしい。

 

EU離脱には大きなコスト、リスクが伴うが、現状の国民の不満のはけ口の一つがEUとなっており、それに乗じた形ではないだろうか。

 

現実的にEU離脱となればそれに伴う経済の低迷などデメリットが多いと思われる。それを超えるポピュリズム、ナショナリズムが国民感情に乗って進んでしまえば、ドイツがEU離脱に進むことはあり得るだろう。

 

トランプにしても欧州の極右勢力にしても、民衆の賛同を得て大きな勢いをつけるために過剰なナショナリズムに走っているように思える。

 

過去には過剰なナショナリズムは「無意味な戦争に突き進んだ」という悲惨な歴史を忘れているわけではあるまい。特にドイツにおいては。

 

世界が「共生」というワードから遠ざかっているように感じるのは私だけではないと信じたい。