企業に眠る140兆円、使い道は…もの作りから無形の富へ

 

 

 

 

日本でも「無形資産」の評価がなされてるようになってきた。モノづくりで一世を風靡した日本企業はこれまで有形資産に力を注いできており、無形資産の評価はそれほどなされていないかったかもしれない。

 

米企業の株式時価総額の約9割は無形資産であり、例えば米アップルの有形資産は数%だ。

 

これまで同様、中計での利益目標の達成のみに固執すれば、イノベーションは起こらないだろう。その結果として企業の稼ぐ力が低下し、日本が沈んでいくのは目に見えている。

 

無形資産とは知財、データ、ノウハウ、人、ブランドなどであり、目には見えないが将来的に利益を生み出すであろう資産のことだ。

 

ノウハウは暗黙知であり、これを共有することは企業の力の源泉であると思われる。

さらには人であろう。イノベーションを起こせる人の存在は企業にとって大きな力である。

 

日本企業はこれらの無形資産の強化が必要である。ありたい姿、あるべき姿に向かって信念をもって進むことが求められている。

 

旧態依然とした考えから脱却できないような抵抗勢力はこれからも「現状維持」で「目先の利益のみ」を追求するかもしれない。

そんな勢力には早めに退場願いたい。