ナパ Robert Mondavi Winery ② | 有閑マダムは何を観ているのか? in California

有閑マダムは何を観ているのか? in California

映画に本に音楽。

山に海に庭。

インドア・アウトドア共に楽しみたい私の発見記録です。 

カリフォルニアワインには、10ドルー20ドルくらいの非常に手軽なお値段のものもたーくさんあって、普通のスーパーマーケットでもワインコーナーはこれらのものが選り取り見取りで並んでいます。

安いから必ずしも不味いわけではなく、こうした価格帯の中でもデイリーワインとして十分楽しめる、ソコソコおいしい、有難いものも見つけられます。


こうした手軽なお値段のワインを生産するには数多く手がけなければ、作り手には何の利益も出ません。


一方、ロバート・モンダヴィ・ワイナリーでは、丁寧に上質なワインを作る工夫があちこちでされているそうです。

ブドウ畑のみならず、醸造室でも ムムっと唸るこだわりを紹介されました。


アメリカ産のオークでは、どうしても木目の細かさなどで差が出るため、わざわざフランスから取り寄せているという発酵タンク。

一度全部解体して船積みし、こちらに到着してから全部また組み立てるのだそうです。



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ポンプではなく、重力を利用したワインの移動方法を採用し、ブドウやワインに対する衝撃やストレスを和らげる、優しい扱い・・・・



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フレンチ・オーク発酵タンクの中

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温度、湿度を完璧にコントロールされる地下のセラー。


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また、ロバート・モンダヴィ氏は随分早くからエコロジーの観念を持った方だったようです。

ブドウ畑では自然農法を実践し、農薬などの使用を抑えたり、節水することにより、土地や水などに悪い影響を与えないように工夫をされている、とのこと。


1時間のお話を色々伺っていると、おいしいワインというのは数知れない偶然・必然の要素が絡み合った、奇跡の賜物のように思えてきました。



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