一本の簪が、時間を止める。
あなたが髪に手を伸ばしたその瞬間、海辺で拾った記憶と、森の奥に漂う木の香りが、ふっと蘇る。

 

黒檀の簪」は、ただの髪飾りではありません。

 

それは、職人の掌で彫り上げられた一枚の貝がらが、満月へと昇華するまでの旅の記録です。

 

自然が生んだ、二つの奇跡の出会い

 

「この『月』は、本物の貝です」
私たちは、浜辺に打ち上げられた天然の貝がらの中から、特に光沢と厚みを持つ一片を選び抜きます。それを、まるで月を彫るように、丁寧に形づくり、磨き上げます。一つとして同じ模様のない、自然が数千年かけて育てた真珠層の輝きが、人工では生み出せない温かい光を放ちます。(前櫛かんざし

 

その「貝の月」を支えるのは、東南アジアの密林で育った黒壇木。

 

「木の中の黒ダイヤ」とも称されるこの高級木材は、驚くべき硬さと、深く静かな黒い光沢を持ちます。時間とともに色味を増し、使い手の手触りを記憶していく、生きた素材なのです。

 

U字一本の、革命的な使い心地

 

伝統的な簪は難しい?そんな常識を覆す、現代的なU字デザイン。
「束ねた髪に、サッと一挿しするだけ」
それだけで、しっかり固定され、崩れにくいのに、驚くほど軽やか。

 

和装の日はもちろん、普段の洋服にも。

 

デニムに合わせても、リネンのワンピースに合わせても、不思議と調和する「和モダン」なシルエット。特別な日も、特別でない日常も、ほんの少しだけ輝きで満たすことができます。

 

三つの物語、一つの簪に込めて

 

1. 「海辺の記憶」を髪に(かんざし 花柄
この貝の月は、かつて実際の海を泳ぎ、波間に光っていたものです。
身につけるたび、潮風の香りと水平線の彼方へ想いを馳せる、そんな贅沢な時間を提供します。

 

2. 「森の時」を肌に

 

黒壇木は、百年単位の時間をかけて森で育ちました。
その木肌に触れるとき、私たちは悠久の自然のリズムと、自分自身の小ささと大きさを同時に感じるのです。

 

3. 「あなただけの月」を手に

 

完全ハンドメイドのため、一点一点、木目も貝の模様も全て異なります。
あなたが手にしたその一本は、世界にたった一つの、あなたと素材との出会いから生まれた作品です。

 

声なき声に、私たちは耳を傾ける

 

このプロジェクトを始めたきっかけは、ある職人の言葉でした。
「木も貝も、かつては命だった。その命の最後を『ゴミ』にしたくない」

 

浜辺に打ち上げられた貝、森林管理の中で間引かれた木…。彼らは「資源」として見なされる前に、確かにそこに存在した「命」でした。

 

 

私たちは、その声なき声に耳を傾け、既にこの世を去った自然の一部に、新しい命を吹き込むことを使命としています。

 

一本の簪は、自然への感謝の形であり、持続可能な美の追求なのです。
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いま、あなたの物語を始める時
この「黒檀と貝の月のU簪」は、三つの贈り物です。

 

自分自身への贈り物として——

 

忙しい日常の中で、ふと自分を慈しむ瞬間をつくるために。

 

大切な人への贈り物として——

 

言葉にならない想いを、自然の造形美に託して伝えるために。

 

未来への贈り物として——

 

使い続け、愛し続けることで、この地球の美しい素材の物語を次世代へと紡ぐために。