立ち上がった「公益財団法人」
資格の取得
令和4年に検定事業が始まる
神奈川県に所在を置く [公益財団法人頌古会] では「日本伝統文化の保守と継続」の普及活動を行い、
「美術鑑定士」や「美術品鑑定士」等、商標を保有しています。
同財団では、美術品鑑定士の資格者による公正な美術鑑定システムを確立するために、内閣府の公益目的事業の認定に基づいた美術品鑑定士育成の検定事業
検定によって美術鑑定士資格者による美術品鑑定システムが確立すれば、業界の透明度も増していく事でしょう。
鑑定士になるための求人はありません。
鑑定士になるには、まずは下積みから。美術品を多く見れる画廊や美術館、骨董品を扱う古物屋や美術品・骨董品の取引をするオークション運営会社に就職するのが一般的です。
仕事の中で骨董品・美術品をたくさん見て価値を見極め、コツコツ実績を重ねていくことによって鑑定士になれます。
公益財団法人頌古会の主催により、「美術品鑑定士」という、内閣府認定の資格検定が作られました。検定で資格を認められた美術品鑑定士は、骨董品や美術品の価値を見抜き、公正な美術品売買を促すための専門家として活躍することになります。頌古会では、受験生にとって必要な教科書の編纂も始めました。こうしたカリキュラムで学ぶことで、これまでになく専門的かつ総合的な美術工芸に関する知識を、美術品鑑定士は身につけられます。
学芸員は学問の立場から品物を鑑定する
鑑定士は専門的な知識に加えて美的感覚・観察力を必要とします。
鑑定士は品物を見極めるための観察力も必要とされます。
また、鑑定士はその品物が「どれくらいの価値があるのか」を、見極める力も兼ねそろえなければなりません。