思いでなら一日中鏡を見なかった鏡のなかの自分を見なかったそれは思い出になったテレビの上の置物くらいにはなれるはず必要なことは自己表現だった積み重ねた文庫本から文字を切り取るハサミは使わない家の前でボール遊びした日々をしなびた下着とともに捨ててみたいたるところに自分が顔をだしたこんな場所にうんざりしてしまったいつか戻ってくるというかいかぶりを殺してしまわねばならない