その頃わたしは小学校3年生に上がる年。
転校初日。
とても緊張した朝を迎えました。
そこで始まったのです。
「学校なんて行かせない」
「仕事なんて行かせない」
「裸で立ってろ」
もちろん母は仕事を休みました。
私も、学校に行くことができませんでした。
転校初日。小学三年生。
数日後、当校したときには、周りは転校生なんかには目を向けず。
孤立しました。
そのうち、私の人生を大きく変えた「いじめ」が始まったのです。
家に帰れば、父からの身体的暴力もモラハラな待っています。
「寝るな」
「食べるな」
「電気付けるな」
「動くな」
なんの意味があるのでしょうね。
でも言うこと聞かないわけには行きません。
私はいつもそんなときは、母の腕に支えられ、膝の上のでうとうとしてました。
うとうとしても30分ほどすれば父の怒鳴り声が聞こえてきます。
ある日
真冬の雪の日。
「服を脱げ」
「動くな」
私と母は下着姿になりました。
父は寝床から立ち上がりお風呂場へ向かいました。
お風呂入るの?
いや、違います。
バケツで湯船に張ってあった真水を救い上げ、私と母にぶちまけました。
父はもう一度お風呂場へ向かいます(水をすくいに)
母は私の手を引き、「逃げよ!」と、寝室の吐き出しの窓から逃げ出しました。
そして、近くの空き家の物置に隠れ。
息をひそめました。
家からは父の「おい!おい!どこに行った!逃げても無駄だ!おい!」
と、恐ろしい叫び声が。
さすがに下着姿の母は動けず。
私が自転車に乗っておばあちゃんの家に行き、服を借りてくることになりました。
自転車は常に裏の道に置いてありました。
いつでも逃げられるように.....
極寒の中、水浸しの下着姿でおばあちゃんちまで約2キロほどでしょうか。
手の感覚も、顔の感覚もなくなるくらい寒く、凍え、それでも無心におばあちゃんちへ。
衣類を借り、母のところへ戻り、二人で自転車でおばあちゃんの家に一泊しました。
その後どうなったかはおぼえていません。