道に迷った。
自分のことがわからなくなっていた。
自分が誰で、何をしてて、これから何をしたいのか、わからなくなっていた。
仕事は好きだった。
でも職場がきつかった。
だから辞めた。
でも仕事を辞めたら、自分が仕事ばかりをしてて、『自分』がないことに気付いた。
実家に帰っても、ただ何の気なしに時間が過ぎていくだけ。
つまらないとおもっていた。
姉を迎えに行く時、暇潰しに本屋へといってみた。
昔から本は好きだ。
自分もその世界の中にいるような気がする。
嘘だけど本当の世界。
ああ、文字を書こう。
自分が何を迷ってるのか、書いて見よう。
ただの暇潰しでいいんだ。
気負わなくていい、自分が思ったことを書こう。と思った。
みじかくてながいはなし。
この世界の中で自分が自分である証を残そう。
