リーグ戦は2日目を迎えた。
初日に徳山大、中京学院大に連敗した同志社。
2日目は近大戦と順位決定戦が行われる。なかでも近大戦は天王山の戦いである。
近大戦の初戦は84kg級。
84kg級 同志社大 河内 - 荒木 近大
1ピリオード開始
差し手争いが続く。
1分前、河内が前にでながら相手をゾーンに追いつめたとき、横にすかされ両手を付いてしまう。
瞬時に立ち上がった河内を相手は場外に押し出そうとするが河内ゾーンに押し返す。
しかし、その動きに乗り相手は小内刈りで河内を倒す。
河内、返され2ポイントを加えられ、0-4と先制される。
ラスト30秒。
河内、ピンチ!
しかし、ここで河内に火がついた。
相手をがぶると回り込みながら相手をねじ伏せる。
河内、1ポイント。
さらに、相手をコントロールしたままローリングで2ポイント。
河内、バックにまわり、グランドからローリング。
決まった!河内に2ポイントが上がり、スコアーは5-4。
河内20秒で逆点しそのままタイムアップ。
2ピリオード
リードされた相手は、開始早々河内を差し上げ、猛然と前に出てくる。
しかし、河内はそれをしっかりと捌き相手を押し返す。
相手が押し返そうと上体が下がったとき、河内はすかさず相手をがぶる。
そのまま相手をコントロールしバックに回り、河内1ポイントを先制する。
今度は相手が猛然と反撃。
体ごとの小内刈りで、河内の懐に飛び込むと片足タックルに変化して1ポイントを返す。
1-1だラストポイントで相手のリードとなる。
河内、反撃。
がぶって相手をテークダウンしようとするが相手もふんばりイーブン。
河内、懸命に攻めるがタイムアップ。
河内、2ピリオードを落とす。
3ピリオード
捌き合いになる。
両者譲らず1分過ぎまで捌き合いが続く。
ラスト20秒、相手は再び小内刈り。
しかし、河内は冷静にしのぎながら、逆に相手の脚を取りそのまま一気に場外に押し出す。
河内1ポイント!
タイムアップ。
河内2-1で貴重な1勝である。
白熱した試合だったが、河内はスタミナと集中力を切らさず、最後まで瞬発力を持続させた。
昨年から大きく成長したと感じた。