先日の秋のリーグ戦で忙しく走り回っている学生がいた。
3回生の主務、大西君である。
観客席の階段を2段飛ばしで駆け下りてメンバー交換にいったかと思うと、試合ではセコンドを務め、審判の判定に納得がいかなければ異議を申したて選手をサポートする。
試合前は、選手のコンディションをコーチやOBに伝え、指示を選手に伝える。
さらに、試合に出場する選手に負担をかけぬよう、自校に割り当てられた審判もそつなくこなす。
審判もなかなかハイレベルである。
そしてなりよりも、主務ながら練習にも妥協せず、人一倍真剣に取り組む。
ほんとうに真面目な男である。
リーグ戦には1試合も出場しなかった。
だが、選手と同等以上の貴重な働きをしていた。
縁の下の力持ちがここにいる。
今朝、大西君に現役の名簿作りのお手伝いをメールでお願いした。
多分、返信までに数日かかると予想していたが、夕刻には早速、途中経報告の返信が来た。
迅速な対応に感心した。
きっと、社会に出てもいい仕事をしそうな予感がする。
企業も、こんな学生を求めていると思う。