競売大手のサザビーズが15日夜、ニューヨークで開いたオークションで、現代美術が相次ぎ高値で落札された。世界的な“カネ余り”が招いた現象のひとつとして話題を呼んでいる。  米抽象画家マーク・ロスコの「ホワイト・センター(イエロー、ピンク、アンド・ラベンダー・オン・ローズ)」は、戦後美術としては史上最高値の約7280万ドル(約88億円)で落札された。サザビーズの予想価格は約4000万ドルだったが、入札には5人が参加し5―6分で値がつり上がった。落札者は匿名で電話で参加していた。(ニューヨーク=米州総局)(16:00) http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20070517AT1G1700N17052007.html