7月21日(火) 第3戦 vs チャイニーズ・タイペイ
日本 4-6 チャイニーズ・タイペイ
勝:PENG Shih Ying(チャイニーズ・タイペイ) 負:門前 侑太(日本)
日本先発メンバー
1・センター 堅田 啓太郎 大阪体育大・2
2・ショート 加藤 貴也 関西国際大・4
3・サード 上田 哲平 関西国際大・3
4・DH 畑 涼介 関西国際大・3
5・レフト 山本 柊作 天理大・2
6・ファースト 原田 和舞 関西国際大・4
7・セカンド 夏見 宏季 関西国際大・3
8・キャッチャー 大杉 勇斗 天理大・3
9・ライト 澤田 匡士志 帝塚山大・2
ピッチャー 門前 侑太 大阪体育大・1
日本の第3戦目の相手はチャイニーズ・タイペイ(以下タイペイ)。先日の韓国光州で行われたユニバーシアードでも日本と同時優勝したアジアのライバル。今回はそのユニバーシアードと、昨年のハーレムベースボールウィークメンバーの大学生年代を中心に構成。勢いのある若手メンバーを阪神タイガースでも活躍した郭李建夫(KUO LEE, CHIEN FU)が率いて出場しています。日本より1試合多く消化しているタイペイは既に3敗。日本はタイペイに勝って、2勝1敗で明日の地元オランダを迎えたいところです。
初回に早速日本が得点をします。この日前日の9番から1番に上がった堅田が出塁、すかさず盗塁を成功させ早々に得点圏にランナーを置きます。この日初スタメンの2番加藤もライト線に安打、盗塁を決め0アウト2、3塁。3番上田も1-1からライトオーバーの2塁打で続き、あっさり2点を先制します。
日本の先発は唯一1年生で選出の門前。春季リーグで防御率、勝利数と1位、最優秀投手賞を受賞したピッチャーです。その門前は初回2つの四球を出すも無失点。序盤3回を被安打1、無失点で終えます。
中盤はシーソーゲームの展開が続きます。台湾は4回裏にエラーで出たランナーを連打で返し2対1。対する日本は5回表、初回2点タイムリーの3番上田が右中間を破る3塁打で絶好機を迎えると、タイペイバッテリーのワイルドピッチで加点し3対1。5回裏はタイペイが連打でまた1点を返すと、日本も6回表に相手エラーと2安打で1点追加。4対2と初回と同じ2点リードで終盤3回を迎えます。
7回は共に無失点。日本先発の門前も7回を被安打5、失点2と先発の役割を果たします。しかし日本が無得点で終えた8回、その裏に突如タイペイ打線に捕まります。
先頭の3番YANG Tai Chunに一塁線を見事に抜かれ出塁を許すと、4番CHEN Yi Hungにライト前に運ばれ0アウト1、2塁とピンチを招きます。そのランナーを初球で確実に送られ、1アウト2、3塁とされると6番SU Chih Chienに内野安打で1点を返され、ついに1点差。その後満塁とされるものの、2アウトまでこぎつける。そして7回に守備固めで入った9番HSIAO Po Tingに、3–2とフルカウントから放った一球。一塁線を抜ける走者一掃のタイムリー3塁打。1点リードから一気に2点ビハインドに追い込まれる、なんとも痛い一撃を食らいました。頑張って投げてきた門前もここで與座に交代。決して調子は悪く無かっただけに、勝負とはいえ残念な結果となりました。
とはいえまだ2点差、最後の攻撃を1番から始まる好打順で迎えます。今日これまで3安打の堅田は空振り三振、加藤の代打、チーム主砲の田村強も空振り三振。3番の上田は最後のバッターとなる事を阻止すべくこの日3本目の安打で出塁するも、4番畑は初球をライトに打ち上げゲームセット。
総評
前日の試合同様、ビッグイニングが作れない弱さが出た試合となりました。
前日のタイブレークまでもつれこんだキューバ戦は13安打で5得点、イニング最多は2得点。この日のタイペイ戦は11安打で4得点、イニング最多は同じく2点。実際、この試合では1点を挙げた6回、その堅田のタイムリーの後は2アウトながら満塁でした。しかし加藤が初球を引っ掛けセカンドゴロ。あと一本の所であっさりと終わってしまう、なかなか大量得点を挙げる事が出来ない。全て結果論ではありますが、「ここで一本出ていれば」と出場している選手も、見ている日本ファンも思う試合でした。
共に先発出場の関西国際大学3年生コンビ、左・夏見 宏季 右・上田 哲平
惜しい敗戦でしたが気持ちを切り替え、笑顔を作ってくれました
日ハム陽岱鋼ユニフォームのオランダ在住のお兄さん
もちろんチャイニーズ・タイペイの応援です
ユニークなチャイニーズ・タイペイの応援
一休さん
ドラえもん