WPT 2015 オランダ 第2戦 vs キュラソー | 蘭野球事始 〜オランダ野球風聞書〜

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自称日本一オランダ野球に詳しいブロガー。オランダ代表から国内リーグホーフトクラッセのことまで紹介していきます。オランダ野球の魅力が伝われば幸いです。 twitter(@macchakiromen)

7月19日(日) 第2戦 vs キュラソー

オランダ 10-6 キュラソー
勝:ケフィン・ヘイステック(オランダ) 負:Raydel SABELLA(キュラソー)


オランダ先発メンバー
1・セカンド ケフィン・モスキート(コレンドン・キンヘイム)
2・ショート スタイン・ファンデルメール(キュラソー・ネプチューンズ)
3・ライト ダニー・ロンブリー(ファエッセン・パイオニアーズ)
4・DH ジアニソン・ブークハウト(キュラソー・ネプチューンズ)
5・キャッチャー ダシェンコ・リカルド(コレンドン・キンヘイム)
6・レフト クリスティアン・ディアス(キュラソー・ネプチューンズ)
7・ファースト クエンティン・デクーバ(ファエッセン・パイオニアーズ)
8・サード ニック・ウルバヌス(L&Dアムステルダム・パイレーツ)
9・センター シャルディマー・ダーンチ(キュラソー・ネプチューンズ)
ピッチャー ケフィン・ヘイステック(L&Dアムステルダム・パイレーツ)


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前日に劇的なサヨナラ勝ちを納めたオランダの2戦目はキュラソー。今大会は本国オランダとキュラソーの交流事業の側面もあり、会場には多くのキュラソー系オランダ人の姿も見られました。キュラソーからのメディアも大挙押し寄せ、観客席もプレス席もカリブ色溢れる試合となりました。

その歴史的な一戦は初回に堅さの見られるオランダをキュラソーが攻めたてました。今大会はキュラソー代表として出場している、元オランダ代表のライリー・レヒトが右中間を破る2点タイムリーでキュラソーが先制。

しかし最終的にキュラソーの守備の荒さが露呈。前日の日本戦同様、この試合も大味な展開に。キュラソーのエラー自体は5つでしたが、記録につかない荒さも目立ちました。

6回終了時点で9–2とオランダがリード。オランダ先発のケビン・ヘイステックは5回2失点で早々にマウンドを下りると、ジム・プルーヘル、マイク・ボルセンブローク、ベリー・ファンドリール、ケビン・ケリー、アーシュウィン・アシェスと次々にマウンドに上げる継投策を披露。マイク・ボルセンブロークがストライクが入らなかった事以外は、ほぼ危なげなく試合終了。10対6と4点差と圧勝では無いものの、負ける雰囲気も無い試合でした。

総評

オランダの貧打はこの試合も解消される気配がなく。国内組の打線では迫力もなく、単打を積み重ねるのがやっと。この日放った11本のヒットも、クリスティアン・ディアス、シャルディマー・ダーンチ、クエンティン・デ・クーバの3人で8本。1、4、5、6番は無安打となんとも寂しい攻撃でした。投手陣は比較的安定しているので、もう少し攻撃が安定すれば優勝も見えるか…。

選手インタビュー

ケフィン・ヘイステック 投手
「最初の2イニングはコントロールが定まらず少し難しかったよ。バント処理をミスしたし、少し堅かったように思う。ただその後、修正出来たのは良かったね。チーム内の雰囲気も良い感じだし、更にエンジンを上げて行きたいね。」

Kevin Hejistek WPT2015

ダフィット・ベルフマン 代表テクニカルスタッフ
「若干間延びした試合だったね。(試合は3時間超え)あと数試合経れば、全体的にもう少しコンディションが上がるんじゃないかな。次はテンポのある試合を期待しているよ。」

David Bergman WPT2015