空洞荒々しく禍々しい獣道がどこまでも続く 僕は独りで空洞のような闇をさ迷っている 与り知らぬ幼虫の群れとすれ違う 時に死滅した残骸が散らばっている 君の精緻な肉壁が僕を誘う 君の湖水が激しく噴き上がるごとに 君は毒々しい狂気を蓄えていく そして 君は爛熟した凶器を携え 僕を飲みほそうとする