空洞 | 秋 浩輝のONE MAN BAND

秋 浩輝のONE MAN BAND

はじめに言葉はない

荒々しく禍々しい獣道がどこまでも続く

僕は独りで空洞のような闇をさ迷っている

与り知らぬ幼虫の群れとすれ違う

時に死滅した残骸が散らばっている

 

君の精緻な肉壁が僕を誘う

君の湖水が激しく噴き上がるごとに

君は毒々しい狂気を蓄えていく そして

君は爛熟した凶器を携え 僕を飲みほそうとする