君と僕の所業 | 秋 浩輝のONE MAN BAND

秋 浩輝のONE MAN BAND

はじめに言葉はない

君は僕をなじった

僕は君になじり返した

いつも同じ繰り返しだから

いっこうに前に進むことができない

いくら考えても解けない問題に

君と僕は縛られ続けてきたんだ

 

いつまでも解けないから

溜息の連鎖は続いていた

いつまでもくっつかないのに

溶接作業を延々と続けていた

でも、そもそも、

君と僕を繋ぐ方程式なんてなかったんだ

はじめから……

 

君を送り出した次の日

粗削りな夜明け前のひととき

灰色と薄紫色の混じった

ぼやけた景色が拡がっている

深夜の決意を封じ込めた風船は

低空飛行するカラスに啄まれる

開いた穴からは稚拙な段取りと

鮮やかなゴールを描いた絵が覗いている