早いものでグレッグ・レイクが亡くなってから4年が経つ。享年69歳。まだまだ活躍できる歳だった。最後に彼の姿を直接見たのは、2013年6月下北沢のライブハウスだった(その前は、1996年の福岡、もうひとつ前は1992年の大阪)。
70年代にミュージック・ライフの人気投票のベーシスト部門で首位を争っていたポール・マッカートニーなどと比べると、ずいぶん衰えたなぁと思ったが、ファンとしては、そこに存在して、キング・クリムゾン時代の「21世紀のスキッツォイド・マン」や「クリムゾン・キングの宮殿」や「エピタフ」、ELP時代の「Still...You Turn Me on」や「From the Beginning」や「Lucky Man」などを歌ってくれるだけでよかった。
青春時代、グレッグに憧れて、ボーカル、ギター、ベースのコピーに勤しんだ日々を思い出す。その時々の自分の境遇や友達や恋人のことなども思い出した。その当時に聴いた曲を聞くと、一気に当時のことが脳裏に蘇る。音楽とはそういうものかもしれない。
Closer to Believing
1977年にリリースされたWorks Volume1に入っていたソロ曲だ。この動画はごく最近、グレッグのオフィシャルより発表された。音源は亡くなる少し前に再レコーディングされたもの。たしかに年老いてからのボーカルだ。若い時の透明感は失われてしまったが、この曲に限っては、このボーカルのほうが好きかもしれない。
I Believe in Father Christmas
1975年にシングルでリリースされ、後にWorks Volume2に収められた。アレンジが少し違うのだが、Closer…と前後してオフィシャルから発表されたこの新しい動画は、シングル・バージョンが採用されている。このオーケストラ・バージョンの大袈裟さなアレンジが、この曲には合っていると思う。クラシック・ファンの方にはお分かりだろうが、間奏にはプロコフィエフの「キージェ中尉よりトロイカ」、ヴォーン・ウィリアムズの「グリーンスリーヴスによる幻想曲」が使われている。
若き日のグレッグ・レイク
