人間界には、ひたすら求道的にギターにのめり込み、弾きまくる「サル」がたくさんいる(もちろんサルは誉め言葉)。我々はそのひたむきな姿勢とテクニックに感動し、あらん限りの熱い拍手を送るのである。
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サル1
スティーヴ・ハウ
1947-
長い間、イエス(時々エイジア)の片翼を担った名ギタリストだが、最近の仙人然とした容姿を見ると隔世の感がある。70年代の若き日にイエスでバリバリ弾きまくる姿に僕は感動し、スパニッシュっぽい「Mood for a Day」や「Roundabout」などをコピーさせてもらった。スティーヴの場合、たんにテクニックだけでなく作曲家としての力量も目を見張るものがある。
Clap
サル2
トミー・エマニュエル
1955-
トミーのアコギのテクニックは、完璧としか言いようがない。スティーヴなどは、若干粗いところがあるが、トミーは常に完璧なのである。ま、それはあくまでもプレイヤーとしての技量に限った話で、音楽は感情表現、独創性など、さまざまな角度から見なければならない。
Guitar Boogie
サル3
アル・ディ・メオラ
1954-
サル4
ジョン・マクラフリン
1942-
サル5
パコ・デ・ルシア
1947-2014
80年代にスーパー・ギタリスト・トリオなるブームが起こり、主にこの3人がライヴで熱く激しいアコギ・テクニックの応酬を繰り広げた。アルとジョンはフュージョン界の大スター、パコはフラメンコ界の重鎮である。こういったコラボはそれぞれのテクニックやルーツの違いを明確に見ることができるので面白い試みだったと思う。
Spain
サル6
ラリー・コリエル
1943-2017
スーパー・ギタリスト・トリオ・ブームが起こった頃、時々、ラリー・コリエルがその一角を担うこともあった。ラリーの特徴のひとつは、クラシック曲のアレンジにある。「ボレロ」「火の鳥」「アランフェス協奏曲」「春の祭典」「四季」などを発表したが、原曲の枠に捉われず自由な発想で再創造をしている。
Rhapsody in Blue
サル7
押尾コータロー
日本が生んだアコギの天才。繊細さとダイナミックさを兼ね備えた無敵のサルだ(笑) ラリー・コリエルのボレロと比較するのもなんだが、押尾バージョンのほうが遥かに面白いし、演奏もうまい。原曲のオーケストラみたく、だんだん楽器が増え、盛り上がっていく雰囲気を変則チューニングを使って、見事にアレンジ、表現している。
Borelo
