干乾びた残像や
朽ち果てた愛や夢よりも
艶(つや)やかで
しなやかな想いを
胸に抱いたほうが
素敵な笑顔になれる
そんな豊潤さを持ったあなたを感じていたい
五感を新しい水の流れに浸しながら
あなたは毎日
新しいあなたに変わってゆき
飽くなき魂に
その質感は透過されてゆく
清冽な香気に
心は梳かされ、掬われる
艶(あで)やかに
披かれた瞬間のあなたを
瞼に焼きつけて
その流麗さを写し撮る
そんな刹那をたぶんあなたは知る由もない
語感は言葉の理路を凌ぐものだとも……
擦れながら
やっと繋がった危うさのあとで
掠め取られた風の如く
あなたは去ってゆく
2017.7.26
