ジョン・レノンはあるインタビューで「〈HELP〉は、ほんとうに苦しんでいる時に作った曲で、あの詞は紛れもなく、真実の気持ちだ」と語っているのを読んだことがある。
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HELP! Lyrics John Lennon 和訳 Hiroki Aki
Help ! I need somebody
Help ! Not just anybody
Help ! You know I need someone
Help !
When I was younger so much younger than today
I never needed anybody's help in any way
But now these days are gone and I'm not so self assured
Now I find I've changed my mind, I've opened up the doors
Help me if you can, I'm feeling down
And I do appreciate you being 'round
Help me get my feet back on the ground
Won't you please, please help me
And now my life has changed in oh so many ways
My independence seems to vanish in the haze
But every now and then I feel so insecure
I know that I just need you like I've never done before
Help me if you can, I'm feeling down
And I do appreciate you being 'round
Help me, get my feet back on the ground
Won't you please, please help me
Help me
(Repeat 省略)
たすけてくれ! 誰か
たすけてくれ! 誰でもいいわけじゃないけど
たすけてくれ! 誰か
たすけてくれ!
若い時は誰のたすけも要らなかった
でもこのところ自分がわかんなくなって
このままじゃどうしようもなくて
ドアを開けてみることにしたんだ
落ち込んでいるんだ、たすけてくれ
僕のそばにいるだけでいいから
立ち上がるために手を貸してくれ
どうかお願いだ、たすけてくれ!
僕の人生は変わってしまった
独立心なんて霧の彼方に消えちまった
今は不安で不安で仕方がない
今までこんなに君を必要だと思ったことなかった
落ち込んでいるんだ、たすけてくれ
僕のそばにいるだけでいいから
立ち上がるために手を貸してくれ
どうかお願いだ、たすけてくれ!
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あまり文法とか細かい単語とか気にせずに雰囲気で訳してみたw それまでのポピュラーソングにしろ、ビートルズにしろ、ほとんどは甘い恋愛詞ばかりだったが、ジョンは〈Help〉や〈A Hard Day's Night〉あたりから、日常生活における思いをダイレクトに詞にするようになった。そして言葉の遊びや不条理なイメージで作った詞、〈Happiness Is a Warm Gun〉や〈Lucy in the Sky with Diamonds〉などを経て、かなり哲学的な香りのする詞、〈Across the Universe〉にまで昇華していったのである。
オフィシャルの演奏。テンポは小気味よくポップな仕上がりだが、実はジョンはバラードとして作ったものらしい。「テンポが速過ぎた。コマーシャルにしようとしたんだろうな」と、ジョンはインタビューで語っている。
HELPのカバーでは、Deep Purpleのものが一番好きだ。1968年リリースDeep Purpleの初期のアルバム〈ハッシュ〉に入っているが、ボーカルはイアン・ギランではなく、ロッド・エヴァンス。スローテンポで朗々と歌い上げる感じだ。このテンポだとまったく違う曲に聴こえてくる。歌が終わったあとのオルガンソロやギターソロはさすがDeep Purpleだ。のちに世界を席巻したハードロック・バンドとしての王道パターンを既にこの時確立している。