「秘伝のせつない告白の仕方」に答えてみた | 秋 浩輝のONE MAN BAND

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秘伝の
せつない
告白の仕方
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秘伝のせつない告白の仕方
 
「私、迷ってるの。ある男を好きになったんだけど、告白するべきか否か……。私、自分で言うのもなんだけど、顔は美人の部類に入るし、スタイルもいいじゃない? 胸もEカップで大きいし。今までたくさんの男から告られて付き合ってきたわ。当然、ふられたことは一度もなくて、全員私のほうからふったのよね。少しでも男の欠点が見えると、私、途端に醒めてしまうのね。だから3か月以上続いたことは一度もないのよ」
 
「……」
 
「今までは、私がこれぞと思った男をちょっと見つめるだけで、み~んな私に夢中になったわ。一人残らず私に、『付き合ってください』とプロポーズしてきた。だけど、今度の彼だけは私の必殺アイビームが通じないの。全然、私に興味を示してくれなくてさぁ、おかげで私のプライドはズタボロなのよ」
 
「……」
 
「う~ん、思い切って私から告白しようかな。この際、プライドは捨てるわ。あれだけのイケメン、今までに見たことないもの。一度くらいは仕方ないわね。でも私、今までに一度も告ったことないから、なんて言えばいいのか解らないの。Y子、いつも自分から告って、上手くいってるじゃない? なんて告ればいいのか教えてくれないかな?」
 
「ふーん、そうなんだ。よく解ったわ。じゃあ、うちの家に代々伝わる『秘伝のせつない告白の仕方』があるので、今回、特別にあなたのために教えてあげるね」
 
「ラッキー! で、どうすればいいの?」
 
「ブランド物を全部外して、ババくさい恰好にするの。服も髪型も化粧も全部ね」
 
「そんなことできない。そんな姿で人前へ出るなんて屈辱よ」
 
「あら、自信ないのね」
 
「い、いや、そういうわけじゃないけど……」
 
「で、彼に告白するの。『これが本当の私の姿ですけど、つきあってもらえませんか』って」
 
「いやー! そんなこと死んでも出来ない!」
 
「だよね。中身がなくて、ブランドもんや化粧やカラコンやつけ睫毛で誤魔化してるあんたなんて、素でモテるわけないもんね。そのデカそうなオッパイも上げ底じゃないの?」
 
Y子は私のセーターをたくし上げて、ブラジャーの下に隠していたパッドを引っ張り出した。
 
「やっぱり……そうじゃないかと思ってた」
 
私はボロボロ涙が出てきた。
 
「こんな見栄っ張りの私、自分でも大っ嫌いだったの。つきあってきた男、実は全部、私の方からフラれてたの。パッドやカラコンで誤魔化してるのが解った途端、みんな私から去っていったわ。男なんて、みんなそんなものなのね」
 
「それは誤魔化していたあなたの人間性に嫌気がさしたんじゃないの? 見栄張らなければ、うまくいった恋があったかもよ」
 
「私、ほんとうはこれっぽっちも自信なんてないの。東京人のフリしてるけど、実は地方出身の田舎もんだし」
 
「そんなこと関係ないわよ。ちゃんとした男が見るのはあなたの内面なのよ」
 
「わかったわ。もう表面的に誤魔化すのヤメて内面をなんとかする。来週、豊胸手術受けに行くわ」
 
「……」
 
おしまい
 
 
 
またまた女性読者を敵に回しそうな予感w