キミとボクが同じ空間を共有している時に | 秋 浩輝のONE MAN BAND

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はじめに言葉はない

キミはベッドの上でじっとボクを見つめていた
その何もかも見通すような真っ直ぐな目で

ボクは貧しく疚しいココロのすべてを
見透かされているような気がしてドギマギしていた

「泣いてるの? 笑ってるの?」とキミはボクに聞いた
「どちらでもない」とボクは答えた

きっとキミはボクの弱さと情けなさに気づいたのだろう
そう、ボクは何一つ自信なんてないんだ

キミの前ではギターもロクロク弾けないし
自信を持って歌うこともできない

キミの前では絵も物語も満足に描けないし
キミを楽しませる言葉も何も思いつかない

そんな不甲斐ないボクが
「キミを愛し続けたい」
などと言ったら、きっとキミは笑い飛ばすに違いない

キミのことを知り尽くしているわけじゃないけど
キミを愛し続けたいという気持ちに嘘はない

キミと初めて逢った時間と空間の狭間で
その気持ちはどんどん育っていった
時の長さと想いの深さは比例しない
それはボクのココロの真ん中に
凄まじい勢いで返ってきた血のせいなんだ