3.11天災と人災のあいだに | 秋 浩輝のONE MAN BAND

秋 浩輝のONE MAN BAND

はじめに言葉はない



自然の威圧は人間に有無を言わせない

去りゆく君と同じだ

剛腕で剛力で剛毛だ

逆らう術がない



フィクションの津波は水色だが

現実の津波は茶褐色だ

生命や汚濁や不透明さを

威のままに押し流していく



僕は為すすべもなく

善魔に満ちた世界の対処を見ている

僕は根拠のない神に祈りを捧げること、

そして、濁った涙を流すことしかできないのだ