3.11天災と人災のあいだに自然の威圧は人間に有無を言わせない去りゆく君と同じだ剛腕で剛力で剛毛だ逆らう術がないフィクションの津波は水色だが現実の津波は茶褐色だ生命や汚濁や不透明さを威のままに押し流していく僕は為すすべもなく善魔に満ちた世界の対処を見ている僕は根拠のない神に祈りを捧げること、そして、濁った涙を流すことしかできないのだ