雲一つなく 星も瞬かない夜
街灯もなく 月明かりもない夜
私以外の生命の証だろうか
足元をカサカサと 何かが通り過ぎる
私の濁り切った脳は混じり気のない闇に溶け込んでいく
果てしのない宇宙に限りない欲望が拡散していくようだ
輝きのない黒色のマットインク
コピーの出来ない極薄シアンのメモリ
でも 絶望はいつか裁かれる
それは 貴女の中に宿っている清廉な魂が
私に棲みついた邪悪な魂を覆い尽くす瞬間かもしれない
私は希求する
貴女に希求する
一緒に歩いていくことを
新しき光
透き通る風
輝きを取り戻した星と月明かり
滑らかな水
歯切れの良い火
数多くの生命が蠢く大地
すべてを呑み込んだ私の脳は
新たなサイクルを得て ゆっくりと動き始める
2015.12.8
