君と待ち合わせた約束の場所へと急ぐ
君はいつも僕より先に来ていた
君は僕を見つけると手を振ってくれた
日常は砂時計のようにさらさらと流れ
重ねた月日は平坦な心を紡いでいく
そして些細なことで君は僕から離れていった
あなたは僕が知らない間にバスに乗る
時刻表を持たず感情のおもむくままに
あなたは液晶の中に別の居場所を探す
日常は川の水のようにさらさらと流れ
重ねた月日は空虚な心を作りあげていく
ふたりは虚構の中で体だけが繋がっていた
そして時が経てば
すべてはありふれた日常へと変貌していく
それは虚人という名のふたりに相応しい時と場所だった
2015.11.3
