海辺で築いた砂の城は
波が押し寄せればあっという間に崩れ去る
白い女は二度と崩れない強固な城を作ろうと
湿った砂を交えて四方八方一生懸命固めている
でも勢いよく襲ってくる荒波に再び砂の城は壊される
あっという間に平坦になった原資は波にさらわれていった……
荒れた唇を一文字に結び
白い女はバベルの塔を登っていく
突然、雷は轟き、豪雨と嵐に襲われる
白い女はなかなか前に進めないことに苛立っていた
それでも少しずつ登っていく…水色の涙をまだらに零しながら
でも、螺旋階段の途中で、雷鳴と共に白い女の意識は遠のいていく……
傷つかないと気遣えない
築かないと気づかない
夢は現実に押し潰されるということを
すべてのプランは神が握っているということを
白い女は透明な瞳の中に何を写し取ったのか
人間の思い上がりと思い遣りは、たぶん、君から始まったんだ