大豪雨での床下浸水床上浸水した時の、床下洗浄消毒の大切さ水害復旧 | 災害復旧・特殊清掃会社 株式会社ダスメルクリーンのお仕事日記

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福岡で遺災害復旧・特殊清掃をしています ダスメルクリーン と申します。

設立時は、孤独死された方の部屋の清掃や消臭作業をメインで行っておりましたが、現在は、火災復旧、水害復旧などの災害復旧を主に手掛けております。

九州ではここ数年、毎年強烈な豪雨によって大洪水が起こっています。


家屋倒壊や床上浸水、床下浸水となるケースも起こります。


その中でも床下浸水では、見た目ではリフォームが必要になる程のダメージは無さそうに見えますが、床下は大変な事になってる場合があります。



床下浸水の清掃や消毒の復旧を行う場合、弊社では、床下に数人が潜り込んで、汚泥や土砂を掻き出す事から始まり、洗浄、消毒と施工していきます。


そんな中、業者さんによっては、点検口からミスト機を差し込み消毒剤を噴霧して作業終了とする格安業者さんがおられます。


もちろん、消毒剤を噴霧するだけですので作業費はだいたい10万円以下です。


しかし、入り組んだ作りになっている床下に、満遍なく消毒剤が塗布されるとは思えません。



そもそも、汚泥や土砂がある上から消毒剤を塗布しても、表層にしか効果がありません。


洪水で運ばれてきた汚泥の中には、

・山からの土(ウイルスや細菌を含んでいる)

・汚水や下水

・魚やカニが入ってきているケースもあります。

が含まれており、時間が経つにつれて、悪臭やカビが増していく場合があります。


以下の写真は、点検口から消毒剤を散布だけされたお部屋です。





フローリングの裏側は、カビがびっしりです。



湿気が上がってきて、フローリングが浮いてきています。


壁紙クロスも浮いて剥がれ始めています。



洗浄をしていない床下はご覧の通り汚泥がびっしりです。







以上の状態で、いくら強い消毒剤を噴霧しても、大した期待は持てないと思います。


長く家を大事に使うためには、

・土砂掻き出し

・洗浄

・消毒


は必須と思われます。


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