MIXIで個人的に絡んでくれている人はご存知の通り、

俺の父親は去年の暮れから心不全による低酸素脳症ということで

植物状態になってます。

今日は久しぶりに対面してきたのだけれど、心臓は動いてるし自発呼吸は

あるし、少しは動くし。。。

あのね、音を出しているんですよ。

声なのかいびきなのかわからないような。


海、風、川、森、自然界には色んな音があって、そして生き物も音を出しているんだなぁと。

最近ちょっと延命、安楽死に関する事件がありましたね。

自分が関係ない常態だったときは、とてもCOOLに、

回復の見込みがなく、本人の苦しみなどを察したら延命することは取り残された人のエゴでしかないのではと、以外にスパッとしていたんだけど、

いざ本当にその環境になったら、そんな簡単に割り切れないものとつくづく思い知らされた。


あの、音ってやはり「リアル」なんですよ、俺には。他の人も同じに感じるかな?

こんなに呼吸の音、いびき(?)の音が自分の心を揺さぶるとは思っても見なかった。

これって、音楽なんじゃん??

音楽は人の心を動かす力を持ってなくては。。

音の力は偉大なんですよ。

俺は今日、親父の奏でる音を聴いて、そこに親父は確かにいるんだと実感できた。

これ、エゴだよって物議をかもし出すことがあるかもしれないけど、

そう感じてしまったんだから仕方ない。

実際は親父にかすかな意識が残されているのかは本人でないのでわからないけど、たとえ生命体として生きているだけであっても確かに親父はそこにいて。


あとね、音楽やるって、相当親不孝を覚悟しないとだめだよ(ものすごく成功してる人は別として)

まだ元気でいる時の最近なんて、二人で写真を撮ったことも殆んどなく、実際、世の中で一番苦手な部類に入る人だったし、最後まで音楽を子供がやることを

理解しようとしなかった親父(あたりまえかもだけど)

だから、今日2ショットで写メ撮ってきました。

ここにはアップできないけどね。


元気でいる時に生き方や考え方の違いでお互いを遠ざけあってただけに、

ものすごく今親父がいとおしく思えます。


BIG UP MY PAPA.