また久しぶりになってしまったけども。柳二年ぶりの二桁10勝目。今季の安定感は二年前の二桁勝った年とはレベルが違う。投手四冠も射程圏内。

 

 初回から三振バッタバッタと8回で10奪三振。最多奪三振はもう確定か。8回まで一度も二塁を踏ませんかったし与四死球は1。8回も先頭亀井にツーベース浴びた後一転こそ取られたけども同点に抑えたしな。バッティングでもチーム32イニングスぶりの得点が柳のバットから。初回から毎回得点圏にランナー置く展開だったけど点が入らんかったとこ。4回二者連続四球と翔平の安打で一死満塁での柳。野手顔負けの打球がライト後方への犠牲フライ。三塁走者の福留もよう帰ったなあ。 

 

 一方で野手陣は神宮初戦から得点が奪えないわあ。ただ今日は全く手も足も出ないって感じじゃなかったし、比較的どの打者もバット振れてる感じがあったので個人的にはいけるんじゃないかと思っていた。だがしかし。7回終了まで柳の犠牲フライのみ。その柳も8回に同点に追いつかれて柳の勝ち投手の権利が一時喪失。でもそこで火が付いた。戸郷から代わったここ最近ずっと無失点ピッチングが続いている中川を大島のラッキーな内野安打の後福留がやってくれた。滞空時間の長ーいホームラン。アーチストの弾道。ファンの待つライトスタンドへ。柳に勝ち投手の権利が再び舞い込む勝ち越しのツーランホームラン。さらに周平もセンター前ヒットで続き、ここまでバッテリーとして引っ張ってきた木下。この木下もバンテリンドームで逆方向へのホームラン。パンチ力の強さを改めて体感。ベテラン福留と女房役木下のアベックアーチで四点差。

 

 最後Rマルがどうも制球に苦しんで高めに浮きまくってたけど一点取られただけで最後一発出れば同点のところをウィーラー空振り三振ゲームセット。抑えの投手は追いつかれさえしなければいいとはいえ試合後のRマルの悔しそうな表情は印象的だった。ただそのRマルの肩を優しく叩く柳も印象的だった。

 

 これで対讀賣戦は五分に。まあ大体大野柳をぶつけられているからな。さらに明日の相手先発は現在ハーラートップを走る高橋優貴。松葉は前回タイガース相手に無失点で白星ついとるしこの勢いのまま明日も勝ってほしいわね。柳の投手四冠を援護する意味でも。