今回は準備万端!
職人さんもとっても詳しく説明してくれました。改めて、帯を織る大変さ、工程の緻密さに驚きと感動しっぱなしでした。
工場全体の写真を載せると、どこの職人さんってばれる可能性もあるので、部分的にご紹介しますね!
紹介って言っても説明するのは難しすぎるので、ちょっと動画を。
手前の段になっている金属部分に細長い木が次々とおさまっていくのが分かるでしょうか?シャトルと呼ばれるもので、そこに糸が巻かれたボビンが装着されていています。
おなじ金属部分が反対側にもあり、そこをシャトルが左右に往復して、何百本とある経糸の中を縫い取り、帯が織られていきます。
文章で表すの難しい(x_x;)
帯によっては使う色糸の数が多くて、そんな時は装着してあるシャトルを取って、必要な色糸を巻いたシャトルと交換したり。複雑な織り方だとやっぱり間違えてしまったりもあるそうです。
説明してくれた職人さんはもうすぐ80歳になる方で、わたしや新人がどんな質問をしても懇切丁寧に説明してくれて、大きな織機を動かして見せてくれたり。
織機を上からも見せてくれたのですが、上に行くのにハシゴを使って3メートル近い場所まで!凄い!こっちが怖いくらいなのに、、、。
最後の方には昔話なんかもしてくれました!昔は西陣のあちこちで織機の音がしていて、周りにもたくさんの職人さんがいたそうです。
何年やったら帯を織る一人前になると思う?と聞かれました。1人が20年くらいですか?と答えると、職人さんは、何年たっても一人前にはなれん。と。
ほわぁー。プロフェッショナルだ!
あのBGMが聞こえてくるー!
およそ1時間半。
とっても有意義な見学でした。新しいことを知れるのは楽しいし、そして帯を織るところなんて、普通では見られませんからねー。職人さんから直々に説明を受けられるのも貴重です。
好きなことを仕事にしているから、ご高齢でも帯を織り続けられているんだろうなぁ。帯を織るのが仕事であり、好きな趣味でもある。素敵ですね。