宮殿の庭園にはいったことはあったのですが、
宮殿の中に入ったのは今回が初めて。
ベルサイユ宮殿はパリ郊外にあるので、
RERという郊外向けの電車に乗っていきました。

印象としては、それなりに豪華絢爛、という感じ。
ルーブル美術館になっているルーブル宮と似ており、
内装が美術館用にアレンジしれあるのか、
それとも当時の物を展示してあるかの違いです。
正直、豪華絢爛さに羨ましさを感じたというよりも、
当時はこんなに不便だったんだなあという印象です。
ご存知の通り、ベルサイユ宮殿の中にはトイレがありません。
それは当時、トイレという概念、設備がなかったからです。
庭園で排泄するのであればまだしも、
きいたところによると、王様、王妃は、
宮殿の階段に登っている途中に排泄し、
家来がそれらを回収、掃除するということです。
不衛生さもそうですが、匂いなんかも、体臭を含め
かなり強かったんではないかと思っています。
もちろん、香水が存在するのはそのためではあります。
オフシーズンやすでに夕方であったということもあり、
観光客は少なめで、特に日本人とはほとんどすれ違いませんでした。
ちなみに日本の震災に関し、こんな案内が掲示されていました。

現地に日本人スタッフがいるのか、外注して翻訳してもらっているのかは、
分かりませんが、配慮してもらえるのはありがたいことです。
個人的な感想としては、確かにベルサイユ宮殿も素晴らしいけど、
日本の城ももっと残っていれば、海外に文化力を示すことが出来たで
あろうにということです。
ベルサイユ宮殿は豪華絢爛を極めていますが、
建築的な観点から優れているかといえば、必ずしもそうではないと思います。
ただ、宮廷文化というものが、フランスでは庭園や建築物として
残っていることにより、それらが現在でも使用・活用されているのは、
大いに評価できる点です。
フランスに行く機会があれば、行かれてみてはいかがでしょうか。。
