ARでみる渋谷 ( robotvision ) | 道玄坂で働くベンチャー課長だったひと

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Il n'est qu'un luxe veritable, et c'est celui des relations humaines.
Saint-Exupery(真の贅沢というものは、ただ一つしかない。それは人間関係の贅沢だ。
サン=テグジュペリ)
 

最近、AR(拡張現実)がマイブームです。
 
セカイカメラがARアプリとして有名ですが、
「robotvision」というARアプリがあります。


道玄坂で働くベンチャー課長


(関連記事) 
http://jp.techcrunch.com/archives/20090924bing-comes-to-the-iphone-via-robotvision/


ARは、主にGPSとカメラ、タグの3つを組み合わせた構成になっています。
 
この度、昼休みを利用して、会社の近くの渋谷109で使ってみました。
 
百聞は一見にしかず、実際に画像を見ていただいた方が、すんなり理解できます。
 

道玄坂で働くベンチャー課長




道玄坂で働くベンチャー課長
 

 
まず、自分の位置情報が地図上で表示され、渋谷駅付近になっていて、
探知する範囲を設定しますが、一番せまい1マイル(約1600M)を選択。
 
探知できる項目は、「robotvision」では、下項目に表示されている
bing(B), twitter(T), flickr(F), wikipedia(W) の4つ。
 
実際に渋谷109前にてやってみて、bingはヒットしませんでしたが、
twitter, flickr, wikipedia それぞれヒットし、ツイッターは19ツイート。
 
ツイッターにおいては、ツイート時に位置情報を付与する設定ができ、
渋谷駅付近にて直近の時間にてツイートしたアカウントが表示されます。
 

道玄坂で働くベンチャー課長


 
実際に浮遊しているアイコンをクリックすると、その人のツイート内容、
ツイートした時刻、距離等が表示されます。

 

この場合、 [kuriring](クリリン?) というアイコンを表示させていて、

距離は 0.1マイル、2分前にツイートしており、

ツイート内容自体は、渋谷とまったく関連がありません。
 
また、画像サービスである flickr も撮影時に位置情報を設定することができ、
渋谷駅付近での情報が閲覧できます。
 


道玄坂で働くベンチャー課長



道玄坂で働くベンチャー課長

 
お祭りの模様であったり、夜の渋谷であってり。
 
wikipedia においては、ヒットする項目は少ないですが、
渋谷駅がヒットしました。
 

道玄坂で働くベンチャー課長

 
 
robotvision で検索したら、こんなおもしろいことをしている人を発見しました。
 
「セカイカメラとRobotVisionでAR古墳巡り」
http://paralleli.life.coocan.jp/kofunblog2/?p=1755

セカイカメラとRobotVisionを使い分け、
しかも古墳巡りという渋い趣味がグッドです。
 
時代は異なりますが、たとえば、シュリーマンがトロイア遺跡を発掘しましたが、
その情景を写真に撮って、flickrにアップしておけば、
その遺跡の場所にいって、robotvisionを起動させると、
その発掘時の写真を閲覧できるというわけです。
 
また、現代でも観光名所にいっても天候が優れず、
はっきりと見えない場合がありますが、
それらも季節ごとに光景を観ることができます。

さらにいえば、長い年月のスパンでみると、
その街の変遷してゆく模様が、その場で閲覧できたりしてしまいます。
 
つまり、昭和初期の渋谷写真展などが、
iPhone上で、見れてしまうわけです。
 
今後、このジャンルがどれだけ成長するかはわかりませんが、
政府、自治体等が保存している写真を、
flickr 上に位置情報付でアップすれば、すごく画期的です。
 
それこそ、渋谷駅前 百年史みたいなのが、
アプリ上で、しかもその現場で見れちゃうのです。
 
観光政策の一環として、国にプロジェクトを立ち上げてもらって、
ぜひ、実現してもらいたい企画です。。