自分の教室は、
佐々木工学博士が中心となって、
展開されているが、
10年以上も前に『速読の科学
』という本が、
出版されており、実は、自分が高校時代に、
たまたま本屋で、その本を見つけたのが、
この速読との出会いです。
しかし、実際に教室に通うようになったのは、
金銭的な問題もあり、社会人になってからであり、
自分にとっては、満を持してという感じでしょうか。
この本に書いてある速読の原理というのは、
以下の通りです。
人は、本を読むときに、まず、音声化します。
音読はその典型ですし、
黙読の状態でも、くせのある人の場合、
口で無意識的に、読んでいる場合があります。
いずれにしましても、本の文章があり、それを視覚でとらえ、
その後、音声化して、最後、理解するというプロセスになります。
つまり、
「視覚」→「音声化」→「理解」
ということですが、
速読は、この「音声化」のプロセスを飛ばし、
「視覚」→「理解」
というように、文字を音声化せずに、
そのまま文字を理解するということなのです。
そうすることによって、
「音声化」というプロセス、迂回がなくなるため、
より速く理解できるということになります。
そんなあらわざが、できるのかと思うかもしれませんが、
実際に、訓練を重ねればできるようになります。
速読は、特別な才能でも、何でもなく、
訓練さえすれば、だれでも必ずできるようになります。
ある意味スポーツと同じで、
ある動作を繰り返し行っていくと、
意識しなくても、反射的に体が反応するように、
速読も、地道に訓練さえ、続けていけば、
当然、できるようになるわけであります。