立ち机 | 道玄坂で働くベンチャー課長だったひと

道玄坂で働くベンチャー課長だったひと

Il n'est qu'un luxe veritable, et c'est celui des relations humaines.
Saint-Exupery(真の贅沢というものは、ただ一つしかない。それは人間関係の贅沢だ。
サン=テグジュペリ)
 

自分は、アパートで一人暮らしをしていますが、
他の人と決定的に違う点があります。
 
細かい違いでいえば、テレビがない(過去ブログ参照 )、
ネット環境がない、ガスを通していない(水しかでない)等が
上げられます。
 
これでも十分、ひとと違いますが、
実はさらにもう一つあり、それは、
家で、「座らない」ということであります。
 
具体的には、床はフローリングですが、
地べたにも座らないし、イスにも座りません。
 
とにかく、家についたらずっと立ちっぱなしなのです。
 
他の人からすると、非常に理解に苦しむことだと思います。
 
自分が座らなくなった経緯はこうです。
 
仕事を終わり、家に着くと9時過ぎになります。
 
それから、食事をしたり、シャワーを浴びるわけですが、
家につくと、妙に安心して、だらけたり、
急に眠くなったりするわけです。
 
自分にとっては、それは非常に生産性が低く、
改善方法を考えていました。
 
そこで思いついたのが、「座らない」ということでした。
 
ずっと立っていたら、足が疲れるだろうと思うでしょうが、
慣れればさほど、苦には感じません。
 
まずはじめに、困難に直面したのが、
机の高さです。
 
自分が使っているのは、どこにでもあるような
勉強机で大学時代から愛用しています。
 
当然、この勉強机は、座る状態で、
ちょうど良い高さになっているわけで、
立っている状態から、使おうと思っても、
明らかに低すぎて合いません。
 
即席で段ボール箱を、机の上にのせてみたのですが、
やはり不安定でしっくりきません。
 
ネットで「立ち机」を検索したのですが、
やはり需要が少ないのか、適当なものが見当たりません。
 
一応、かつて19世紀、
ゲーテやユゴーといった文豪たちは、
立ち机を利用していたとされています。
 
とにかく、机がなくては、
仕事(私的な)になりません。
 
そこで、突如、ひらめいたのがこれです。
 


シチョウアタリのブログ


勉強机の上に、
折りたたみ式の4つ足小型テーブルを
のせてしまうというものです。
 
これは、われながら画期的であると思いました。
 
高さも絶妙で、安定感も抜群です。
 
ちなみにこのブログも、このテーブルにノートPCをのせて、
作成しています。
 
もし、家で立って生活しているひとがいたら、
ぜひとも、この通称、「二段机」「親子机」を
紹介してあげたいのですが、
自分の知る限り、残念ながらいません。
 
立って生活するようになってから、
非常に知的生産性が高く、
まず、家についてすぐ、眠くなるということは、
一切なくなりました。
 
また、イスも片付けたため、スペース的にも
広くなりました。
 
もし、家でどうしてもだらけてしまって、
何とかしたいと思っていましたら、
立って生活することをおすすめします。
 
そのせいか、会社でも、立ったまま、
パソコンなり、仕事ができればなと、
ときどき思ったりします。
 
自分みたく、家で立って生活している人の
コミュニティなんかがあったら
おもしろいかもしれませんね。