男と女って、色々違うんだなぁ、って思う。
ってなわけで、「男と女の違いシリーズ」行ってみよう。
今日は「仕事と人生」について。
前から思っていることだが、男と女では、人生における「仕事」の位置付けが全然違う。
(※ここで言う「仕事」とは、「働いてお金を稼ぐこと」と受け取ってもらいたい。)
ほとんどの男にとって、「仕事」というのは人生と直結している。
男にとっては、仕事は「人生の大部分」を占めるのが普通だ。
しかし、女にとっては「仕事」は必ずしも人生と直結するわけではない。
女にとっては、「仕事」は「人生の一部」かもしれないが、必ずしも人生の大部分を占めるものとは限らない。
人生における「仕事の位置付け」を決めることは、男よりも女の方が難しいだろうと思う。
そもそも、何のために「仕事」をするのか?
それは「自分が生きていくため」なのは当たり前だが、男にとっては、「家族を養っていくため」という意味が付加されやすい。
この意識は、小学生くらいの頃から、男ならたいてい誰にでもある感覚だろう。
もちろん、女だって「自分が生きていくため」に仕事をする。
しかし、「家族を養っていくため」という感覚は、小学生くらいの女の子の誰もが持っているわけではないだろう。
例えば、小学生に次のような質問をしたとする。
『君は将来、結婚した後でも仕事をすると思う?』
この質問には、男の子は恐らくほぼ全員が『Yes』と答えるだろう。
もちろん、女の子だって今の時代『Yes』と答える子は結構いるだろう。
では次のような質問ではどうか。
『君が結婚してから、外で働いて稼いで、家族を養っていくのは誰だと思う?』
この質問に対しては、男の子ならほぼ全員が『自分』と答えるだろう。
よほどの事情がない限り『自分以外の誰か(奥さんあるいは親など)が家族のために稼いでくれると思う』と答える男の子は、まあ、ごくごく稀ではなかろうか。
たいてい男には、子どもの頃からぼんやりと「将来、家族を養っていくのは自分だ」という自覚があるものだし、あって然るべきだと思う。
これに対し、女の子の場合は、最初の質問で『Yes』と答えた子であっても、恐らくほとんどが、『家族を養うのは自分ではなく、旦那さんだ』と答えるだろう。
つまり、女の子が将来結婚した後でも働こうと思う場合、それはたいてい『自分のため』なのであって、『家族を養うため』ではない。
もっとも、「わたしがバリバリ働いて、旦那さんと子どもを食べさせる!」という元気で頼もしい女の子もいないことはないだろうが、それは多分、極めて少数派だろう。
なぜこうなのだろうか?
それはもちろん、女には『妊娠・出産』という、男には到底できないことをやれる能力があるためだろう。
新たな命を生み出す『妊娠・出産』は男の一生分の仕事に匹敵する程の、あるいはそれ以上のハードワークだ、と主張する人もいる。
それに対する反論は私の中にはない。
しかし、そのことによって、女の場合は『人生における仕事』の位置付けが、どうしても男と違って難しくなってしまう。
男は、結婚しようとしまいと、あるいは子どもを持とうと持つまいと、『仕事をし続ける』ということに変わりはない。
だから何十年という長いスパンで仕事を捉えることができるし、仕事に専念したり集中したりすることができる。
しかし女は、結婚するかしないかで、あるいは子どもを持つか持たないかで、仕事を続けられるかどうかが変わってしまうことが多い。
結婚して子どもができたとしても、「何人」できるかによってもまた違ってくる。
また結婚相手の価値観によっても、結婚してから仕事を続けられるか否か、もしくは仕事を続けなくてはならないか否かも違ってくる。
しかも、結婚や妊娠や出産が、人生のいつ、何回、どのタイミングでやってくるかも全く分からない。
だから、新卒で就職したり、あるいは転職しようとしたりする時期に、女は男以上に難しい選択を強いられることになる。
男なら、自分次第で「この仕事を一生ずっとやっていくぞ」と腹をくくることができるが、女は途中で「妊娠・出産」などによって「仕事の中断」を余儀なくされるかもしれないのだ。
そういう「中断」を考慮しながら仕事を選ぶとなると、なかなか簡単には決められないだろう。
こういう難しさが女にはあるということを、男は忘れがちだ。
もしも仕事について悩んでいる女が身近にいたら、男としてはそれを忘れないように気をつけようと思う。