仕事や勉強を進める上で、大事なポイントが2つある。
1つは「完成度」つまり「質の高さ」で、
もう1つは「速度(スピード)」つまり「数量の多さ」である。
この2つは「反比例」するものだから、2つ同時に高めることはできない。
普通、ある時点における個人の能力というのは「一定」だ。
だから、片方を高めようとすれば、自ずと、もう片方は下がってしまう。
では「完成度」と「スピード」の2つのうち、どちらの方が大事だろうか?
人によっては「完成度」の方が大事と言うかもしれないし、また人によっては「スピード」の方が大事と言うかもしれない。
思うに、仕事や勉強が出来る人は、たいてい「完成度」と「スピード」の「両方」を大事にしている。
出来る人にとっては、「完成度」と「スピード」のどちらが大事か?ではなく、「両者のバランスをどのように取るか」が大事なのだろう。
仕事の出来る人を見ていると、「完成度」だけに固執したり、あるいは「スピード」だけに固執したりしない。
また常に「50対50」というバランスで仕事をし続けるわけでもない。
仕事の出来る人は、仕事の種類や内容によって、
「この仕事は完成度が15、スピードが85のバランスで、やや急いでやろう」とか、
「この仕事は完成度95、スピードが5で、じっくりやろう」
というように、常にバランスを変えながら仕事をする。
自分の能力を知った上で、「完成度」と「スピード」のバランスを仕事ごとに「見極める」ことが出来る人ほど有能だと言える。
常に「完成度」に固執する人は「中途半端」を嫌うあまり、結局は数多くの仕事をこなせない。
こういう人は、いくら1つの仕事の完成度が高くても有能とは言えない。
逆に、常に「スピード重視」で仕事をする人は、いくらたくさんの仕事をこなしても、肝心なところでもミスを多発してしまい、やはり有能とは評価されないだろう。
日本人には前者の方が多いだろうか。
自分が前者と思うなら「中途半端」で次へと進む「勇気」を持とう。
自分が後者と思うなら、「慌てず、じっくり、確認して」から次へと進む「慎重さ」を意識しよう。
そうやってバランスを取ろうとしているうちに、仕事や勉強もうまく行くようになると思う。
私の場合は…
うん、やっぱり前者の方だろうか。
意外に慎重なのだ(ホント)。
中途半端でも次にドンドン進んで行く「勇気」が足りないかもしれない。