わが町、デュッセルドルフでは毎年秋に音楽祭が開催されます。世界的に有名というわけではないけれど、初夏のシューマン音楽祭、そして秋のこの、デュッセルドルフ芸術祭は音楽愛好家の間で定着し、心待ちにしていらっしゃる方々も沢山います。



昨年はコロナの影響で規制も厳しく、開催が危ぶまれていましたが、小さいテントが建てられ、「Face  to  Face 」と銘打ってユニークな企画が催されました。演奏者1人、聴衆も1人、あるいは最大4人までの同居している家族のみ。






私もその中の1日に出演させて頂き、15分の一人舞台を8回するという、超ハードで、でもとても勉強になる経験をさせて頂きました。




さて、今年はと言うとまだまだコロナ禍ではありますが、ようやく、もう少し普通の音楽祭が戻って来ました。コロナで閉店してしまったデパートを再利用しての、演劇コンサート。



昨土曜日、日曜日2回の3回公演で、演目は「ピーター対狼」。プロコフィエフの「ピーターと狼」の音楽と共に、現代風に面白くアレンジした演劇をつけています。プロフェッショナルな劇団の方々との共演です。



すっかり廃墟となってしまったデパート。



ここは地下のハンドバッグとかの売り場でした。こんな風に再利用できるのは嬉しいけれど、あんなに華やかな売り場だったのに、やっぱりちょっと寂しいですねショボーン
ほぼ2年ぶりに再会する音楽祭オーケストラのメンバーたち。






開演1時間前にはすでに、楽しみにしている家族連れの姿が(ピンボケ写真でスミマセン笑い泣き)。





入場制限があって、毎公演50人ほどのお客さんでしたが、演劇内容がお客さんも巻き込んだコメディということもあって、一時間ずっと笑いっぱなし爆笑。オーケストラのメンバーも楽器紹介を兼ねた演技部分があり、プロに指導を受けたメンバーたちがノリノリな演技を見せていました。


ああ楽しかった~ラブラブ。まだまだコロナ禍は終わらないけれど、こうした催しが少しずつ出来るようになってきて、日常に潤いが戻って来るのは誰にとっても嬉しい事ですね。




ここからは昨年から延期になっているものも含めて現代曲のコンサート、オンパレードですアセアセ。忙しいけど幸せなことです。今年こそは全部出来るといいなあニコニコ