今日は主治医の定期コントロール。軽いけれど喘息の持病があるので、特にコロナになってからはかなり定期的に主治医がチェックしてくれる。さて、検査は特に異常なし。その後、突然質問された。
「もし順番が回って来たら予防接種を希望しますか?」
どうやら先週の金曜日より、ついにホームドクターでのコロナ予防接種が始まったらしい。
もちろん答えはYes 。その後、アストラゼネカ、ファイザーのどちらを希望するか、もしキャンセルが出た場合、すぐに来る用意があるかを聞かれた。いよいよ来たなあという感じ。年齢的にはまだ私の番ではないんだろうけれど、喘息があるから、ということらしい。未知のものなので怖いけれど、科学を信じるしかないよね。これを越えないと先に進めないから。
ドクターの話だと、今我が街の人口は60万人。今1週間で10万人辺りの新規感染者数が150人以上。感染した場合の致死率を1%として単純計算すると、今何もしないと1年後に5000人くらいがこの世からいなくなってしまうということになる。しかも、若い世代も例外ではない。今、隣街ケルンの集中治療室は満杯、医療崩壊寸前らしいが、そこで治療を受けている患者さんの平均年齢は51歳だそう。変異種の感染が拡大し始めてから、若い世代や子供の重症化が多くなっているらしい。
でも明るい見通しも。このペースで接種が進めば夏の終わりか、秋口には少しずつではあるけれど正常な生活に戻るのではないかと。音楽好きなドクターなので、今年のクリスマスオラトリオは聴けるんじゃないかと話しつつ、嬉しそう。ホントにそうなるといいなあ。もう一年もこんなことやっているもの。舞台で聴衆に向かって弾くあの緊張感がたまらなく懐かしい。