私の住む街には大物音楽家ご夫婦がいます。その道の人なら誰もが知っているバイオリンとヴィオラのカップル。面識はあって会えば挨拶はする程度の間柄です。雲の上の存在のような方々です。

その方から土曜日メールが。

「コロナでコンサートが失くなって退屈してます。夫婦でデュオというのにも飽きたので一緒にトリオやりませんか?」と。


はあ~ ??
何で
ワタシ???


そんなのこわくって、断れるわけないじゃん。ガーン(因みにすごくいい人です。ラブ)
「私でよければ、、、、」とお返事すると「じゃあ来週末ねー」と超速い展開。

日曜日に楽譜を頂いたベートーベンの弦楽トリオの全集。

「どれ、しますか」(私)
「う~ん、取り敢えずこれ。セレナーデね。時間あったらこっちも。」( 巨匠)

って5楽章あるじゃん。「こっちも」ってめちゃ難しいや~ン。ガーンアセアセ
これ一週間で見ろって??カルテットはともかくトリオなんてやったことないし笑い泣き

世界を飛び回っている音楽家のレベルってやっぱり違う。彼らが普段一緒にやっているチェリストはバリバリの某有名チェリスト。一緒にされても困るんですけど~。

というわけで朝から晩まで勤勉に練習してます。


素晴らしい音楽家というだけでなく人間的にも素晴らしいご夫婦。
いっぱい勉強することがある、と楽しみでもあるんです。