$Duo QuenArpa 公式ブログ(新)-宮澤賢治宮澤賢治

昔の西暦やアイヌ暦では、
農作業が始まる3月が1年の始まりだったことを
きのうブログに書きました。

人生のいろんな出来事の基準となる暦が
農作業を基準にしていたことは、
その名の通り「第一次産業」として、
農業は人間生活の基礎なのだと納得です。

宮澤賢治は
詩人、童話作家、音楽家、教師、農民、
鉱物研究家、宗教家、いろんな顔を持っています。
彼は、
「農と音楽は深い所でつながっている」
と言っています。
チェコの作家フランツ・カフカも
同じことを言っているそうです。

食べ物を作る仕事(いのちを育てる仕事)と、
音楽を生み出す仕事は
根源的には同じだと言っているのでしょう。

同時に
「何を食べるか」と
「どんな音楽を聴くか」ということは
共通した感性に基づいている、
ということではないでしょうか。

〈いのち〉を維持することは
他者の〈いのち〉を自分に摂り入れること。

〈いのち〉の力を最大に活用しようと工夫する
マクロビアンが、クラシックの室内楽や、
あるいは
デュオ・ケーナルパなど
小編成の生音演奏がお好きな場合が多いのは
〈いのち〉のシステムと小編成の合奏に
共通点が多いからです。

アルパとケーナのデュエットはたった二人だけれど、
全く違うシステムと役割を持った二つの楽器が
有機的に支え合っている点で
〈いのち〉のシステムと同じなのです。

「有機的」を辞書で引くと・・・
『複数の部分が集まって一個のものをつくり、その
各部分の間に緊密な統一があって、部分と全体が
必然的関係を有しているさま』

例えば、
人体にとって心臓は大変重要な臓器ですが、
だからと言って、肝臓をなくして
代わりに心臓が二つになっても
〈いのち〉を維持することはできません。
違う役割の部分が連携して
全体を維持発展させているのです。

一人ひとりの演奏家が違う役割を持ちながら
ひとつのテーマで奏でる。
〈いのち〉のシステムと合奏はよく似ています。
中でもアルパとケーナのアンサンブルは
主従の関係が一定でないところも、
まさに〈いのち〉のシステムですね。

たった二人の中にすべてがあります。
マイクで拡声して
実際以上に誇張することもありません。

小さいけれど完結した〈いのち〉を求める
マクロビアンの方々が、
こういう素朴な本当の音を求めるのは、
まさに宮澤賢治の言っていたように
農(食)と音楽の深いつながりだったのです。



たかこ・やぎりんバンド♪出演の
『大震災一周年 コンサート』
是非おでかけください。

$Duo QuenArpa 公式ブログ(新)-たかこやぎりん写真


ドキドキこのブログを訪ねてくださるみなさまに
良い事がたくさんありますように祈っています。
わたしたちの演奏活動は
みなさまに支えられています。


************************

$Duo QuenArpa 公式ブログ(新)-横浜千葉速報
横浜/千葉公演 速報チラシ

さくらんぼDuo QuenArpa 横浜/千葉公演
ドキドキ6月6日(水)午後2:00開演
 ★横浜市鶴見区文化センター「サルビア」
  音楽ホール
ドキドキ6月8日(金)午後2:00開演
 ★千葉市美浜文化ホール・音楽ホール

料金/両日共通 全席指定¥2500
■3月6日(火)発売 
プラネット・ワイ
(03)5988-9316(平日9時~18時)



$Duo QuenArpa 公式ブログ(新)-文化速報
東京文化会館公演速報チラシ

パンダDuo QuenArpa ヒツジ
ぶどうクラシックの殿堂 東京文化会館にデビュー♪


虹7月26日(木)午後7:00開演
★東京文化会館小ホール(650席)

ヒマワリ料金/全席指定 一般¥4000 学生¥2000
チューリップ赤3月26日(月)発売