アスンシオンの花

パラグアイ共和国の「国の木」ラパーチョ

Duo QuenArpa での演奏がなかった
この2か月間は
さきこ・やぎりんバンド♪
たかこ・やぎりんバンド♪ の演奏の合間をぬって
セカンド・アルバムや東京文化会館公演のための
新曲の譜面を準備する大切な時間でした。

さきこ・やぎりんバンド♪ の
4月大塚ライヴ（All in Fun）での
新曲の準備も佳境です。

最近こんな詩と出逢いました。
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
樹の心
　　　　　　　　　　高田敏子
花の季節を愛でられて
花を散らしたあとは
忘れられているさくら

忘れられて
静かに過ごす樹の心を
学ばなければならない

忘れられているときが
自分を見つめ　充実させるときであることを
樹は知っている
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

きょうは予定されていたリハがなくなったし
外は雨だったので一日こもって
高橋咲子さんのCDを繰り返し聴いていました。
曲は、
《チキリン・デ・バチン》
（アストール・ピアソラ作曲）と
《アスンシオンの花》
（イスマエル・レデスマ作曲）です。

4月の大塚ライヴで、
ケーナ入りで初演するのです。

《チキリン・デ・バチン》は、
｢レストラン・バチンの少年」という意味かな。
レストランに花売りに来た少年から花を
買ってあげなかったことを後悔しています。
後日同じレストランに行って、
少年の死を知ったのでした。
少年への追悼の気持ちを切々と歌うのです。
ピアソラの作曲した歌曲です。
まずしい少年へのピアソラの共感が
歌われています。

アーティストは有名になればなるほど
金持ちに心が向く人が多いのですが、
ピアソラのように、
貧しく弱い立場の人々への共感を
決して忘れない生き方に連帯したいと思います

もう１曲の《アスンシオンの花》は、きっと
アルパの世界では有名な曲でしょう。
実に美しい曲

であることを知りました。
このYou Tube はパラグアイの
男性アルピスタの演奏です。
アスンシオンはパラグアイ共和国の首都。

咲子さんの演奏は、
心からあふれ出る歌心が
爪の先まで完全に行き渡ったような演奏です

日本人ならこれは桜を愛でる曲なのでしょう。
春の喜びにあふれています。
花を愛する心が伝わってきて、
泣きたいくらいに美しい演奏です

アルパだけで完結しているこの美しさを
さらに引き立てるケーナのオブリガートが
書けるのか・・・
かなり大変ですが、とりあえず書いたのが
写真の楽譜。

4月の大塚All in Fun ライヴをお楽しみに

さきこ・やぎりんバンド♪大塚ライヴ
定員30人です

さきこ・やぎりんバンド♪ライヴ
｢風のように、鳥のように」vol.2　
4月14日（土）6:30～
会場：All in Fun（旬のライブ＆ダイニングバー）
★All in Fun ホームページ
【定員30人】【山手線大塚駅南口歩２分】
★All in Fun メニュー
美しい音楽と美味しい料理♪
美しい料理と美味しい音楽♪
●入れ替えなし。ライヴ・チャージ￥2500
（ほかに２オーダー制）

お申込み
プラネット・ワイ
(03)５９８８－９３１６

予定曲
コンドルは飛んで行く（ペルー）
コーヒー・ルンバ（ベネズエラ）
巡礼【さすらい】（アルゼンチン）
チキリン・デ・バチン（アルゼンチン）
満月（パラグアイ）
アスンシオンの花（パラグアイ）
きみ偲ぶ夜（パラグアイ）
アマポーラ（スペイン）
アメイジング・グレイス（英国賛美歌）
広い河の岸辺（スコットランド民謡）
川の流れのように　　ほか