《従来の『プラスの栄養学』は、『マイナスの栄養学』の上に成り立つ》


みなさん、こんにちは。



またまた精力的なワークアウト、熱いシャワー、栄養満点の食事を終えたばかりのハム次郎です^ - ^



今日は前回書いた『私の原点!グルテンフリーダイエット』の続きとも言えるような、私の過去の食習慣とそこから得た教訓について少しだけお話ししたいと思います。



前回の記事の中でも書いた通り、グルテンフリーダイエットによる恩恵を受ける前の私は、常に理不尽な眠気や不安、倦怠感、頭の中の霧、肩凝り、腰痛に悩まされていました。



記憶を遡ってみると、それらが始まったのは、私が15歳になった頃だったように思います。もしかしたら、その兆候が現れ出したのはもう少し前だったかもしれません。



15歳というと中学3年生か高校1年生くらいの頃ですね。



この頃の私は、バスケットボール部に所属しており、来る日も来る日もひたむきに、チームメイトより少しでも上達するための努力をおこなっていました。



中学3年生になって私の身長はやっと155cmに届き、50m走ではやっと9秒台から抜け出したという程度の、平均よりもはるかに劣る身体能力だったのにも関わらず、『スターティングメンバーとして試合で活躍したい』という野心があったので、努力だけはチームメイトの誰よりもしていると自負していました。



ある時期には、体育館で行うチームでの朝練の前に一人で10km走るという習慣をもっていました。



そんな具合に部活動に熱心に取り組む一方で、勉強の方はどうだったかというと、まったくダメでした() そこには一切の誇張も含まれていません。



もともと頭が悪かったということではないと思います。(そう信じたい )



小学校の4年生くらいまでは、学習塾に通っていたこともあり、そこそこ優秀な生徒で通っていたはずです。



しかし、中学に上がると勉強に対する意欲を失い、授業中にうとうとしたり、休み時間に居眠りすることが多くなりました。



そのように話すと



「朝それだけ体を動かしているんだから仕方ないのでは?」



と思われるかたもいると思います。それは概ね正しいのでしょう。



『スラムダンク』の流川も登校前に練習して、授業中は常に爆睡してますしね()



ただ、グルテンフリーダイエットを経た今の私が当時のことを思い返してみると、勉強に対する意欲の喪失や授業中の眠気はやはり理不尽なもので、つまり不適切な食事による身体への悪い影響はすでにこの頃から出始めていたのかもしれない、と考えてしまうのです。



高校に上がるとその傾向は一段と悪化しました。1年生のときはバスケットボール部に所属していなかったのにも関わらずです。



休み時間中は常に机につっぷして居眠りしていましたし、授業中に居眠りすることも少しずつですが確実に増えていました。



「◯◯(私の名前)はすぐに学校をやめちゃうんじゃないかと思っていたよ」



2年生に上がり、バスケットボール部に入部した私に、同じクラスの部活仲間がこう言ったのを今でもはっきりと覚えています。



高校1年生のときの私はそれくらい無気力で、日常的にほとんど誰とも言葉を交わさず、一人で弁当を食べ、机につっぷして時間を過ごしたのです。



一番苦痛だったことは、会話をするような親しい友人がいるわけでもないのに参加しなくてはいけない、本来なら楽しいはずの遠足(ハイキング)でした。



そういう生徒は普通"欠席する"という手段を取るものですが、私は嫌だなぁと思いながらも、ほとんど何も考えずに参加しました。



結果はもちろん今でも克明に思い出せるほど、悲惨なものでした。



この頃の私はあきらかに人との交流に恐怖を感じていました。自分を受け入れてもらえないこと、嫌われることを極端に怖がっていたのです。



そしてその恐怖は、今思えば、やはり"理不尽"なもの、つまり"正しい食習慣によって支えられた健康体"を持っていたとしたら、感じなくていいものだったと考えざるをえないのです。



そんな苦痛な日常も2年生にあがり、バスケットボール部の活動に参加するようなるとだいぶ楽なものとなりました。



2年生になってやっと"友達"と呼べる、日常的に会話をしたり、ファミリーレストランやラーメン屋などで食事を共にする仲間ができたのです。



「それってただのシャイで、そういう人ってたくさんいるでしょ?」



と、思われたのなら、あなたは100パーセント正しいです。そして私が問題にしているのはまさにそこなのです。



つまり、一般的にシャイだと認識されている人の多くが正しい食習慣の導入によって、その性格を改善し得るということなのです。



シャイな性格を矯正すべき性格だと認識するかどうかは個人に判断を委ねるとして、私個人としてはシャイで臆病な自分を嫌っていたので、『食事によって性格を改善できる』という事実は朗報以外のなにものでもなく、当時の私が知っていたとしたら藁にもすがる思いで実践していたでしょう。



結局、私を悩ませていた倦怠感、理不尽な眠気や不安、肩凝り、腰痛、夜間の鼻詰まり、頭の中の霧は、私が(遊び感覚で)"グルテンフリー"という食事法を採り入れるまで続きました。それが昨年末(2016年末)でしたから、私が30歳になって半年ほど経った頃までの約15年間。



つまり、私の人生のちょうど半分の期間を、私はそのような不快な症状を抱えて過ごしたということになります。