第一部から続きまして・・・



非常に長い道のりだったように感じられますが、私がグルテンフリーダイエットを開始したのが昨年末なので、"間も無く一年が経とうとしている"という程度しか時間は経っておらず、そのことに大変驚いています。



今の私は"1年前までの私"からは想像がつかないほど変わりました。



ほんの1年前まではあった慢性的な肩凝りや腰痛、冷たい物を飲んだ時や甘い物を食べた時に感じていた歯痛、夜間の鼻詰まり、常にあった倦怠感・眠気や頭の中の霧。それから社会不安障害(極度のあがり症)やうつ病の傾向まで、今では跡形もなく消え去ってしまったのです。


(私には極度のあがり症を克服しようと、精神科医でSSRI(精神安定剤)を処方されていた過去があります)



社会不安障害が自分の中からなくなった瞬間(またはそのプロセス)を、私は今でもはっきりと覚えています。



バスケで最悪のパフォーマンスを披露した後、私はグルテンフリーダイエットを再開しました。



それから二週間が経った頃、私はいつものコーヒーショップで昼休みを過ごしていました。



このときのお気に入りの休憩時間の過ごし方は、モーツァルトのディベルティメント第一番を聴きながら、In Youさんの記事を読むことでした。



その日はお気に入りのはずのその曲が、なぜか"自分と調和していない"という感覚があったので、アルバム『ザ・ベスト・オブ・モーツァルト』の中からしっくりくる曲を探すことにしました。



その中の"クラリネット協奏曲"の序奏を聴いたとき、「今の自分に合っているのはこの曲だ!」と確信しました。



その曲を聴きながら、In Youさんの記事を読んでいたとき、信じられないことが私に起こったのです。



このとき私の身に起こったことを言葉で表現するのはとても難しいのですが(上手く説明できたと思ったことは今まで一度もありません)、全身に鳥肌が立ち、脳が気持ちよく痺れ、熱くなるような感覚があり、その感覚が今度は私の心臓を優しく励ましているかのように感じました。



全身には鳥肌が立ち、サワサワとした気持ちの良い感覚があり、心拍数がだんだんと下がっていくのがわかりました。このときの私はとても暖かくて安らかな気持ちになっていました。



「この感覚の中にずっといたい」とそう強く願いましたが、仕事に戻らなければいけない時間となったので、残念ながらその願いは叶いませんでした。



音楽を止めるとその感覚がなくなったのです。



それからしばらくはその音楽を聴く度にその感覚に包まれました。それはまるで日常の、いえ、私が人生を通して溜め込んだすべてのストレスをものすごい速さで解消していってくれている、そんな感じのするとても心地の良いものでした。



その音楽を聴く度に起こったその感覚は、次第に力を失うように消えていってしまったのですが、その感覚がなくても"今の自分は前の自分とは違う"と私にはわかっていました。



それまで外を歩く度に常に感じていた"漠然とした理不尽な恐怖感"が自分の中からすっかり消え去ってしまっていたのです。このとき自分はやっと"完全"になったとさえ感じました。



ネット上でいくら検索してみても、私と同じような体験をした人の話は載っていなかったので、私にだけ起こった非常に稀な出来事だったのかもしれません。でも、それは本当に起こったことなのです。



長い長い駄文に最後まで付き合ってくださりありがとうございました。



しかし、これで私が『食と健康』に関心を持つようになった理由がわかっていただけたのではないかと思います。



私の体はおそらくみなさんの体のように丈夫ではないのでしょう。私の体は小麦をちょっと食べただけで体が重くなり、脳機能が著しく低下する敏感な体です。



しかし、そのおかげで上記のような貴重な体験をすることができ、その結果『食と健康』という、一生を通して追求したいと思えるテーマにたどり着くことができました。



私は今の私が今の私であることに、心の底から感謝しています。



人として大変未熟で欠点ばかりですが、それでも漠然と希望のようなものを自分の未来に感じています。



これからはグルテンフリーダイエットによって取り戻した体の活力を元に、情熱の赴くまま、『食と健康』という広大なフィールドを探検することにします!



私のこれからの探検が、より多くの人の健康と笑顔に資するものとなることを願ってやみません。



さあ、

私の人生の第二章の開幕です^ - ^