みなさん、こんにちは。
掃除、洗濯、読書に料理とリラックスした休日を過ごしているハム次郎です^ - ^
今回は私がこのブログを書き始めるそもそものきっかけとなった『グルテンフリーダイエット』についての、私自身の体験を書こうと思います。
「今更かよ!」
というツッコミはさらりとかわして、、(笑)
かなり長いですが、最後までお付き合いいただけたらと思います^ - ^
私は、2013年7月からドイツ・ハンブルクで生活している31歳の男です。
趣味でバスケットボールをしており、ダンク(ボールをリングに直接叩き込む、観客を最も熱狂させるプレーです)することを目指して、毎朝5時から1時間のワークアウトで身体を鍛錬している自称アスリートでもあります。(31歳にもなって何をやっているんだ!とツッコミを入れたあなた。さすがです。返す言葉もございません)
昨年末(2016年12月)に始めたグルテンフリーダイエットで驚くほど元気になったことがきっかけで、『食と健康』に大きな関心を持つようになりました。
グルテンフリーダイエットを始めた明確な理由はとくになく、正直な話、ただの遊びのつもりでした。
「『グルテンフリー』とは最近よく耳にするようになった言葉だけど、グルテンっていったいなんだろう?グルテンを食事から抜くことでなにが変わるんだろう?」
と、漠然とした疑問が湧き、それに突き動かされるようにインターネットで検索してみたところ、ノバク・ジョコビッチ選手について書かれた記事にたどり着きました。
その記事によると、グルテンとは小麦などに含まれるタンパク質で、それを二週間食事から抜くことで体調が良くなり、運動時のパフォーマンスがあがる、とのことでしたので、
「じゃあ、とりあえずやってみようか」
と、すぐに小麦で作られている主なもの(パン、パスタ、ピザ、うどんなど)を食べることをやめました。
この頃は、調理がとても簡単でお腹が満たされるという理由でパスタやうどんをたくさん食べ、どこでも買えるという理由でチョコのついた甘いものからチーズやソーセージが挟まれたものまで、ありとあらゆる種類のパンを食べていたので、代わりとなる食事を探すことに困りましたが、パンやパスタではなくライスのついた外食メニューを探したり、白米を炊いておにぎりを作ったりして解決しました。
そのまま二週間が過ぎましたが、とくに体調に変化は感じられず、そのままグルテンフリーダイエットを続行するかどうか迷いました。
そんなときにやってきた週一回のバスケットボールの日。この日、信じられないことが起きました。
体が動くのです。いつもより断然速く、断然力強く。
自分で驚くほど速く走れ、速く反応でき、高く跳ぶことができる。
相手チームのパスを何度もカットし、シュートもほとんど外しませんでした。
この日の私のパフォーマンスは紛れもなく過去最高のもので、いつも一緒にプレーしている周りのプレイヤーを驚かせるほどでした。
その中のもっとも親しい一人 には、
「スーパーヒューマン!」
とさえ言われました。
これは、もちろん私が今までもらった中で最高の賛辞です。
この日はプレー中ずっと全身に鳥肌が立つようなサワサワした感覚があり、乳酸が溜まることによって起こる筋疲労もほとんど感じることなく、ただただプレーできることが嬉しくて、終始嬉々としてコート上を駆け回りました。
これは疑いようもなく、グルテンフリーダイエットからもたらされた恩恵でしたが、鈍感なことに、そのときの私はそのことに気づきませんでした。
気づいたのはそれから一週間後、またバスケットボールをしているときでした。
体が重く全然動かないのです。
頭の中のイメージでは、一週間前と変わらずに動いているつもりなのですが、とにかく体が重い。コートを力強く蹴っているつもりなのですが、全然前に進まないのです。
跳び方を忘れてしまったのか、高く跳ぶこともできません。
頭の中に一週間前のような、ベストパフォーマンスのイメージはあるのですが、体がまったくそのように動いてくれないのです。
相手の動きを予測し、瞬時に反応する能力が要求されるパスカットなどまったくすることもできず、きめて当然のシュートもことごとくはずし、一週間前とは逆の意味で周りのプレイヤーに衝撃を与えてしまいました。
その日は他になすすべもなく、あまり動かなくて済むように、『ゴール下でパスをもらってシュートする』ということだけをひたすら繰り返しました。
このように運動量を意図的に減らしたにも関わらず、試合中・試合後の疲労感は一週間前とは比べものにならないほど凄まじく、バスケットボールは当分の間したくないとすら思いました。
では、なぜ一週間前とこれほど違う結果になったのか?
御察しの通り、グルテンの摂取を再開してしまったからです。
あの人生最高のパフォーマンスを引き出せた最大の要因が、グルテンフリーダイエットにあったことにまったく気づかなかった国宝級に鈍感な私は、小麦製品を再び食べ始めてしまったのです。
それも、こともあろうにあのベストパフォーマンスを引き出した、その直後にです。
いつもより体が動いた分、運動量も当然増え、それに比例するように増えたエネルギーの消費を補うべく、私の体は"暴力的に"と表現しても誇張ではないほど、糖分を欲していました。
そんな暴力的な渇望に抗う術もなく、私は帰宅してすぐに、約二週間振りのうどんを食べました。それも一玉ではなく、三玉もです。
体も心も満たされ、その日以来再びパスタやパンやうどんなどの小麦製品を食べる生活に戻り、『グルテンフリー』などというものの存在は完全に忘れてしまいました。
このように簡単に忘れてしまうことができたのは、この文章の冒頭で書いたとおり、グルテンフリーダイエットを始めたそもそものきっかけが、ただの遊びでしかなかったからだと思います。
「二週間、自分の食生活にルールを設けてみよう!」
と、そんな軽い気持ちで始めたのです。
そのようにして『グルテンフリー』というものを完全に忘れてしまった私でしたが、その人生最高のパフォーマンスを発揮した一週間後の最悪のパフォーマンスは、そんな私にさえ『グルテンフリー』という食事法の有効性に気づかせてくれたのです。
「一週間前といったい何が違う?」
と、普段あまり使わず蜘蛛の巣の張った頭を無理矢理働かせて本気で考えました。
『グルテンフリー』が私の健康を向上させる食事法だと確信してからは、食事から一切のグルテンを抜くようになりました。
初めはパスタやパンやうどんといった主食やケーキやクッキーなど小麦の塊のようなわかりやすいものを食事から排除し、そのうちにどのようなものに小麦(グルテン)が含まれているのか知りたくなり、調べ、広範囲に及ぶ実に様々な食品や調味料に小麦が使われているのだと知り、今では例えば醤油やソース、ルーやシチューなども避けるようになりました。
再びグルテンフリーの生活を開始して以来、私の健康は急激に改善しました。
そして現在はさらなる改善を目指し、健康に関する様々な書籍やネット上の記事を読み漁って知識を得ては、自分の体で試すという日々を送っています。
第2部に続く・・・