杉山さんの講演を聞く | 夢みるオッサンの北国日記

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昨日

杉山芙沙子さんの講演を聞く機会に恵まれた。

プロテニスプレーヤーとしてツアーに参戦していた、杉山愛元選手のお母様。

お母様といっても、プロのコーチでもある。単なる母ではない。アスリートを支える知識もスキルもある、専門家なのだ。

元々、スクールとかもしていて?他の選手のコーチとして活動していたが、2000年当時、ダブルスで世界ランキング1位だった時にスランプに陥った愛さんからきた「辞めたい」電話がキッカケで、母としてではなく、コーチとして関わることになったとのこと。

母であれば、娘の活躍を褒め称え、負けても「残念だけど、次頑張ろう」で済むのだが、コーチである以上結果にも拘らなければならない。

そんな話からスタートした。

愛選手の引退が決まり、最後の3ヶ月を残し、母に戻るためコーチを辞任したのだが、そのタイミングで、ジュニア時代から知る錦織圭選手のご両親から、錦織選手のコーチを頼まれた。

当時、肘の故障で練習が出来ず、アメリカ各地の名医を受診するも原因がわからず、心身共に疲れ果てていた状態だった。

コーチを依頼したのは、愛選手をスランプから甦らせたこと、ジュニア時代から知っているので信頼関係があったこと、医師も含めて情報を持っていること等であった。

ミッションは、肘の故障のメンタル面のケア、リハビリ、そしてアメリカのスタッフに戻すということ。

結局6か月間の就任だったそう。

錦織選手は、結局肘の手術を日本で受けたのだが、動かさないために体も固定され、全く動けない状態だった。

もちろん、開放されても肘はちっとも動かない。

そんな状態に「24時間振り回しの練習をした方がマシだ」と、彼は話していたほど辛かったらしい。

この振り回しの練習。

私も経験があるが(学生時代は実はテニス部で、インターハイの会場には伊達公子さんや、後々ウインブルドン女子ダブルスを征する平木りか選手がいた。そう、専門はバスケではなくテニスなのだ)、かなりキツイ。コートを右往左往して打ち返すのだが、休みなしで動くので、3分もやったら死にそうになった記憶がある。先輩なんて、辛すぎるので途中で吐くマネをして、顧問からの地獄の時間追加を回避していたほど。

それを24時間というのだから、動けないのがよほど辛かったのだろう。

そこからリハビリを経て、復帰するまで、心身両面を支えていたとのことだった。

二人とも、プロのスキルはもちろんあるのだが、素晴らしいのは人間性だと言う。

世界のトップアスリートは、人間力も備わっていて、理解力もあり、相手を尊敬し、環境に常に感謝し、その気持ちを言葉で伝えられるという。

錦織選手とは、コーチを離れて5年以上経つが、今もやり取りしていて、参戦中の楽天オープンでも、「帰国しました」「頑張ります」「練習に行ってきます」等、当時と変わらない関係が続いているという。

さて、現在も全日本チャンピオンになったホープ、穂積選手のコーチとしてチームに参加しているが、3人に共通してやってきたことは、

選手の個性的な性格を理解してリスペクトする

選手の状況に応じた練習を見つけること

錦織選手の場合は、動けるようになってからは、まず左手で打つ練習から始めた。両手打ちなので、後々この練習が活きたと話していた。

なんだそうだ。

次に3人が共通して持っている長所は

言葉で自分の考えを伝えられる=コミュニケーション力がある

オンとオフがハッキリしている

目標を設定し、継続することができる

他人に感謝し、それを言葉や行動で現すことができる

思考力、判断力、決定力などの生きる力を持ち、発揮することができる

とのこと。

杉山コーチとしての感想、結論は、スキルだけなら誰でも到達できる可能性がある。本当のトップは、スキル+人としての力を併せ持つことが必要だということ。

アスリートと関わる以上、併せ持つことを重要視して接していくが、特に気を付けている10カ条、というのが講義の中心だった。

今は、子供への提供プログラムを中心に活動していて、直接子供をコーチングするのではなく、指導者につたえているとのことだった。

コレ
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自分の子を自分の子だから、として捉えると、親と同じ事をしないのは全てNGという判断をしてしまいがち。

なので、子供は社会からの預かり物と考えると、子供への接し方、教育の仕方も変わるのだという。

なるほど。

そう考えると、自分の言う事を聞かないからとイライラすることも少なくなり、社会的に見てどうなんだ?と視点を変えることができると。

社会には、色々な考え方があるからね。

そうだよな~と思うお話が多く、ウチの子供にも聞かせてあげたかった。

約90分だったが、とても有意義な時間だった。

忘れないウチに、レポートを書いておこう。

そして。

発売している、杉山コーチの本を読んでみよう。

ためになる講演に無料で参加できたことに、感謝である。

また機会があれば、もう一度話を聞きたいと思った。

世界を知る人の話は、いつ、誰でも、どんな分野でも面白い。勉強になる。

またそんな機会に恵まれますように。祈