まあ待て、いったん俺の自分語りを聞け。

俺はゲームだけはそこそこ優秀だ。


大抵のゲームは少し真面目にやれば上位10%程度なら入ることが出来た。

幼少期から他のことでどれだけ他人に劣っていようがヘラヘラしているが、

ゲームは失敗すれば凹むし、負ければ悔しい。

 

そして自分にはあらゆるゲームを平均以上の速度で上達できる自負があった。

 

SEKIROやエルデンリング等の死にゲーもかなりの爆速で攻略してきた。


だから東方なんて顔面ヴァイスシュヴァルツ共がやるゲーム(前記事参照)は

この俺が少し本気で取り組めばサクっとクリアできると思っていた。

 

 

そんな幻想は儚く散った。

中学生のような、漠然とした"何故か負ける気がしない"気持ちはボキボキにへし折られ、

あっという間にプレイ時間は50時間を超えた。

まだクリアには程遠かった。


俺は致命的に弾幕ゲーがヘタクソだった上に、とある欠陥を抱えていたのだ。

 

目が追いつかない。自機の当たり判定を肌感覚として掴めない。
他ゲーではこなせているようなパターンに適用できない。

 

そして最大の弱点として、目前の弾幕を急に躱さなければいけない時にのみ
おしりの穴から3cm上あたりの不可知の領域にキュっと力が入りすぎてしまう

ことが判明した。

 

他ゲーでの緻密なパリィでも、ジャンプスケアでも反応しなかったお尻の特異点が、

眼の前に現れた弾幕を交わす時のみギュンッッッ!!!と縮み上がるのだ。

 

プレイ開始から約5日後、力を込めすぎたお尻の穴に違和感が生まれた。
弾幕を躱すとき、お尻の穴から時折「ヌヌチス……」とさらさらしながらもぬっちゃりした赤みがかった透明の汁(じる)が出てきた。


切れ痔だ。

 

それでも、ケツにティッシュを挟みながら、1日5時間半、約2週間を東方星蓮船に捧げた。

"俺がクリアできないはずがない"という極限まで煮詰まったナルシズムと

意地のみでひたすらプレイし続けた。

 

俺の顔面は既にヴァイスシュヴァルツを超えてゲートルーラーだった。
顔とお尻の穴を東方星蓮船に捧げたと言っても過言ではない。

 

20年前、小学校の卒業文集の"将来の自分へ"コーナーで

「何事も頑張っていますか?」と書いていた自分に教えてあげたい。

 

20年後、お尻から血が出てもティッシュを挟みながらゲームを頑張っているよと。

 

 

そして……

 

 

ゲーム内プレイ時間約80時間。ようやく俺はクリアした。

攻略情報に頼らず、コンティニューをせず、

NORMALをノーコンクリアしたのだ。

もはやそこに楽しさは無かった。達成感と徒労感の区別も既になかった。

お尻の心配と脱力感があった。


ようやっとこのゲームをクリアして得たことは主に2つだった。

それは俺は弾幕ゲーが致命的に苦手だということ。


そして"思わずお尻に力が入ってしまう種類の弾幕"が存在することだ。

 

せっかくこのゲームで手にした数少ない叡智なので、無駄にせず、備忘録として

思わずお尻に力が入ってしまう弾幕をランキング形式で紹介したい。

 

 

 

 

第3位「パラソルスターシンフォニー」

 


意識の外にあったパラソルが自機の横っ腹めがけて急接近していたのに気づいた時、

慌ててハンドリングを行おうとすると下腹部に力が入り、お尻が締まる。

しかし、お尻が締まった頃には手遅れであることが多い。

 

 

 

2位「問答無用の妖怪拳」

 


げんこつを避けた後、しばらく宙に留まっていた弾幕が、自身の軌道と被っていたことに気づき

衝突事故を起こす間近、お尻が悲鳴をあげる。お尻が先、移動があと。

たまに間に合う。

 

 

 

 

番外編「5目ボスの通常攻撃すべて」

1位だと思ったか?欲しがりさんめ……

 

 

 

寅丸星の通常攻撃はすべて、くねくねしたビームを打ってから

本筋のビームが合間を縫うように飛んでくるパターンなので、かなりお尻に悪い。

しかし、単独のスペルではない上に、ここまで来るとお尻を犠牲にしても戦い抜く

ケツバトラーとしてのケツイに満ちているので、ケツが急に締まって痛くなることはない。

ただしケツ破壊存在としてのスペックは全ボス中トップ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第1位「レアメタルディテクター」

 

 


 

拍子抜けする人もいるだろう。

なぜ最序盤のナズーリンなのか?と思う方もいるかもしれない。


なぜなら最序盤の技であるゆえに、油断も大きく、試行回数が最も多いのだ。

 

ナズーリンは高速で倒す場合、左から右に移動した後すぐに倒せる。
しかし、少し噛み合わずにナズーリンを最速で撃破できなかった場合、

右側に移動した後、レーザーとレーザーの間に挟まれ、弾が打ち込まれ、これを急回避する必要が出てくる。

 

倒せるとふんでいた場面から急回避を強いられたこの時、もちろんお尻にはとてつもなく急激に力が入る。


一番最初のボスの一番最初の大技で死ぬという愚かを、気高い俺のお尻は許してはくれないのだ。

 

 

 

 

総評:
お尻に悪い弾幕には共通点がある。油断からの事故だ。
あらかじめ難しいとわかりきっている弾幕や、密度は高いが弾速が遅い弾幕では起こりづらい。
「集中すれば高確率で避けられるが、油断をすると思わぬ被弾をする」
ヒヤリ・ハット式の弾幕において高確率で発生する。

 

だから、4面以降の最初から緊張していて難しいことがわかりきっている弾幕や、

必ず一定の動きをするスペルでは発生しづらい。

 

 

いかがでしたか?

 

もし皆さんが弾幕を出して僕のお尻を困らせたい場合、油断を誘ってから

飛び出し事故のような展開になる弾幕を出すことをおすすめします。

 

 

おまけ

 

 

 

早苗Bだけで50時間。ありえなすぎる。