あのディズニーの世界観とFINAL FANTASYの世界観が融合した
ゲーマーなら誰もが知る超大作!!!
まあ、僕はゲーマーだけどプレイしたことはなかったんですけどね。
一番の理由は、これやってたオタクが激キショかった思い出があるから。
中学の頃、同じ部活にYくん(仮名)というキングダムハーツが大好きなイキリオタクがいた。彼は何かにつけて女の子を家に呼んで遊ぼうと企んでいた。
ある時、彼は
「たまにはみんなで遊べるカービィのエアライドをしよう」
と提案したのだ。
5人で遊んでいたので、シティトライアルをして、最後のミニゲームで4位になった人が交代。ひたすら自己中オナニーキングダムハーツプレイを見せつけていただけの彼にしてはなかなか良い案だと思い、僕たちは早速カービィのエアライドをプレイすることになった。
2試合くらいは順調に楽しく遊んでいたが、3試合目にして僕がハイドラを完成させた瞬間、なんと彼はSTARTボタンを押し、ゲームを終了したのだ。
そして無言のまま何事もなかったかのように次の試合を開始した。
目を見張りながらコントローラーをぎこちなく握る女子たち、幼稚園の時に弟とやったスマブラ64以来の強制終了に戦慄する僕。ガンギマリの目でリスタートをするYくん。再び開始位置につくライトスター。
その試合でも僕はハイドラを完成させそうになったため、同じ過ちは繰り返さないようにあえて3パーツ目を回避。
しかし、そこで始まったイベントがあの怪鳥ダイナブレイドだった。
僕はダイナブレイドを倒すため、デビルスターを乗りこなし、ゴルドーを投げまくり、スパークを打ち、時限爆弾をしかけるなどあらゆる手段を用いてイベントに取り組んだ。
その最中、同じくダイナブレイドを狙うYくんの機体をうっかり破壊してしまったのだ。
顔面真っ赤になるYくん、ゲームキューブからぶっこ抜かれる僕のコントローラー、
あまりの地獄の空気に「あ、あはは・・・」しか言えなくなる女子たち。
女の子があんな気まずい顔でコントローラーを握る姿を見るのは今後の人生で二度とないだろう。
そして、僕たちは中学を卒業し、やがて僕とYくんの決定的な決裂を生み出す「無理やりコスプレ事件」「カラオケお断り事件」へと向かって最終局面を迎え……
いや関係ない話すぎるだろ・・・
1回目のブログの1作目のキングダムハーツⅠに続いて、
2回目のブログで書いた4作目であるキングダムハーツⅡおよび感想を書き、
KINGDOM HEARTS -HD 1.5+2.5 ReMIX-に入っている6作品を終わらせた今、
この3回目のブログでキングダムハーツⅢの内容を書けると思っていた時期が僕にもありました。
次はキングダムハーツIIとキングダムハーツIIIをつなぐ作品が"3本"入った
「キングダムハーツHD2.8ファイナルチャプタープロローグ」がありました。
バカがよ……
さていよいよ本題に入りましょう、7作目、キングダムハーツドリームドロップディンスタンス。
?????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????🤔🤔🤔🤔🤔🤔🤔🤔🤔🤔🤔🤔🤔🤔🤔🤔🤔🤔🤔🤔🤔🤔🤔🤔🤔🤔🤔🤔🤔🤔🤔
キングダムハーツ ドリームドロップディスタンスのシステムがクソすぎる
このゲームを一言で表すなら、「我慢してやったゲーム」だ。
制作者のペニスの押し付けがすごい
まず、主人公のリクとソラを交互に操作してストーリーを進めるという基本システム。これが最初から最後までストレス。
なぜなら、15分程度で強制的に操作キャラが切り替わる"ドロップシステム"が採用されているからだ。
例えるなら、ウルトラマンのカラータイマーのように、戦える時間が最初から決まっている状態。これがゲームのテンポを完全にぶち壊している。
例えば、ソラで探索している途中でも、タイマーが切れれば強制的にリクにバトンタッチ。リクでボス戦の真っ最中でも、タイマーが切れれば容赦なくソラに戻される。このシステムのせいで、小説やテレビドラマの場面転換みたいなものがゲーム内に無理やり押し込まれている。しかも時間区切りで、なにこれ???
二つの視点からストーリーを進めさせるための仕掛けであることは分かるけど、あまりにもプレイヤーに優しくない設計だ。
片方のストーリーを完全にクリアしたら、もう片方の視点で進められるようにすれば良かったんじゃないかと思う。
次に、意味不明な"スピリット"システム。
ポケモンみたいな要素なんだけど、これがさらに輪をかけてクソ。
スピリットを育てないと、ソラやリクのスキルが開放されない。
しかも、どのスピリットを育てるかで覚えるスキルが変わる。
例えば、ファイアが欲しいならヒトカゲみたいなやつを育てなきゃいけないし、
ケアルが欲しければカビゴンみたいなやつを育てる必要がある。
さらに、スキルツリーが存在していて、戦闘に出した回数や技の使用回数を稼がないと新しいアビリティが解放されない。
なぜ、主人公の成長とスキルツリーをポケモンに紐づけたのか。
さらにポケモンで例えると、ピカチュウを捕まえないとサトシが10万ボルトを覚えない。ピカチュウのレベルを上げないと10万ボルトがかみなりに進化しない。
さらにかみなりを20回使わないとボルテッカーを覚えない。
それどころか、ピカチュウの努力値を稼がないとサトシ自身が成長しない。
しかも、そのサトシは15分ごとにタケシにバトンタッチして、タケシはイワークを育てないといわくだきを覚えない。こんなバカシステム誰が考えたんだ?
さらにストーリーにも問題がある。
これも舞台の原作ファンじゃなければ置いてけぼりの展開が多すぎる。
以前のシリーズでは、その世界に行けばキャラクターの背景や特性が分かるようになっていた。
しかし、今作ではシリーズ初登場の世界が唐突に現れ、そのキャラたちが「僕たちご存知ですよね?」みたいな雰囲気で進行していく。
誰だよお前は
ソラやリクが新しいキャラと知り合うプロセスを楽しむ前に、独自の世界観を理解しないと話についていけない。
良かったところ
・リクに踏み込めた
ロクサス、ヴェントゥスなどソラを中心とした人物が主人公として脚光を浴びていた中、久々にリクに踏み込んだことが大きな評価。
リクが操作キャラとしてたくさん使えたこと、リクから見たXIII機関やロクサスの存在、リクとソラの闇の部分との戦いなど、リクの成長が大きく見られた作品でもあった。次回作以降でもリクの活躍に期待。
・アクセルがかっこよかった!
約束通りソラを助けに来てくれるアクセル。
そして最後にキーブレード使いとして目覚めるアクセル!もうアクセルのためにやったと言っても過言ではない。
総評
キングダムハーツシリーズは、ナンバリング以外のタイトルもプレイしないと全体像がつかめない作りになっているため、結局のところ「我慢してやるゲーム」になってしまった。
特に今作のシステムは、制作者のペニス押し付けコンテンツが多すぎる。
意味不明なポケモンシステムとカラータイマーのようなドロップシステムのせいで、プレイヤーがストレスを感じるだけで、ようやくシステムに慣れてきた頃にはゲームは終盤になっており、工夫の余地もあまり残されていなかった。
終盤はストーリーが加速し、面白くなってきたので、クリアした満足感はあったものの、「もう二度とやりたくない」という気持ちが強かった。
いやでも終盤は本当によかった。終盤はめっちゃ良かったんや……
それにしてもマジでなんだったんだよスピリットとかいうパルモン……