まずは安心して聞いて欲しい、僕は怪しい宗教にも入っていなければ、中華の回し者でもないし、ワクチン接種によって5Gを受信しているわけでもない。

はじめに、どうしてこんな怪レい中華ゲームをやることになったのか、経緯を語らせてもらいたい。

ワケあって、2月から保護したチンチラを飼っている。名前はチン太郎、通称チン太だ。
4月頃、ペニス脱という症状が出てしまった。(現在、無事に治療は完了している)
げっ歯類によく起こる、勃起おちんちんがおちんちんケースに戻らなくなってしまう症状だ。

チンチラ等というエキゾチックアニマルを見てくれる動物病院は規模が大きく、人気もあって、急患でも無い限り待ち時間が非常に長い。

その待ち時間で、僕は持ってきた本を読み終わってしまい、時間を持て余していた。
その旨をTwitterでつぶやくと、すぐさまフォロワーからリプライがきた。

 



ネタとして有名なクソ広告ゲーム、おねがい社長を勧められたのである。
 

カタコトの日本語で、貧乏小僧が借金センターで10万を借りて、タピオカ屋を設立して直接10連ガチャを引いて億万長者になる奴だ。実際にやっている奴は見たことがなかった。

 

もしこれがFF外であるならば、中華の回し者として速攻ブロックしていたところだ。
しかし、彼(彼女)は、付き合いも長く、何かを黙っていることは出来ても悪意のある嘘をついたり害意のある勧誘をするタイプではない。
そんな人間が、今ハマっているゲームを純粋に他人にもやってほしいとリプライを飛ばしてきたのだ。ぶっきらぼうに頭から拒絶するのも心が痛む。

なので僕は、「次動物病院来たときに・・・」とやんわりとお断りさせて貰ったのだ。

 

翌日。

僕は動物病院の待合室に座っておねがい社長をインストールしていた。

チン太のチンポが次の日にまたまろび出てしまったのだ。

前日に言ってしまっていたので、言葉を翻すには早すぎた。

僕はおねがい社長をやらざるを得なくなってしまったのだ。

本当はこんなさんざんネタにしてきた怪レい広告ゲームをスマホに入れて良いものかと非常に悩んだ。しかし、ここで模範的なオタクの最悪な部分が出た。
「触れてもいないのにこれからもネタにするのか」と。

青年時代をオタクとして育ち、"ネタにするからにはコンテンツに触れてなければならない"と教育を受けて育ってきた。

今でもオタクの心のノートの12ページあたりに書いてあるはずだ。
模範的で真面目なオタクである僕はそこを逆手に取られたわけである。
踊らされている、まんまとクソ広告に踊らされている。


教育の全てをそのまま鵜呑みにしてはいけない。

自分なりに噛み砕いて柔らかく吸収すべきだ。
しかし、教科書人間である僕にはそれができなかった。
こうして僕は広告通り無職から直接社長となった訳である。

 

長い言い訳も終わったので、おねがい社長の話をしよう。

広告はさんざん見たことがあるであろう皆さんにまず驚いてもらいたいのは、
第1に☆5スーパーカーという概念がないことだ。レアリティはNRやSRやSSRである。
そして金持ちババは直接10連ガチャをくれない。

そもそも金持ちババという存在を見たことがない。
更に言えば10連ガチャからはそこまで良い物は出ないし(そもそも無料10連ガチャがない)、チュートリアルを終わらせても無料10連ガチャチケットなんて貰えない。

 

 クソ広告で散々見たら流れは、ゲーム開始直後のたった2タップに凝縮されている。

 

 
 

クソ広告で見てきた中でゲームの内容と合致しているのは最初の流れだけだ。

 

じゃあ結局どんなゲームなの?

 

一言で表すならば「射幸心を煽る要素のあるクッキークリッカー」である。字面が最悪。

 

王道の放置ゲーに、ダイヤ(他ゲーで言うジュエル等)を消費して、ガチャを引いたり、イベントを有利に進めたり新しいキャラを入手する等、ソシャゲらしい要素があるゲームだ。

 

放置しているとお金が溜まり、そのお金で施設やキャラを強化し、よりお金を稼げるようにする。

基本それの繰り返しであるが、施設で働かせるキャラクターを新たに手に入れたり、そのキャラクターを育成することで更にお金が稼げるようになり、どんどん楽しくなっていく。

 

ギルドのような仲間と協力する要素もあり、対抗戦のような他者と競う要素もある。

 

放置ゲーに触れたことのある人ならば、この画面を見ただけで、すぐさま「あっ、このタイプか」と思うに違いない。

 

 

お金を稼いで人材を集め、お金で育成し、お金を稼がせるためにお金を稼ぐ施設に送り込もう!(限界資本主義)

 

 

 

おね社の良いところ

 

乳のデカい女。

 

いや、大小でも優劣の話でもない。良いか、良くないかの話をしているんだ。

乳がでかいのは良いことだ。

 

 
 
 
 

すべすべツヤツヤとした絵柄から艶めかしい谷間が覗くデカパイ女達は社長の取り巻きとして実に華がある。

 

 

少しずつ解放されてゆくコンテンツ

 

ソシャゲにおいて、まだ未開放のコンテンツのバナーや要素をチラ見して、

「うわぁ……こんなにコンテンツあるのか……」と思ってゲンナリすることがあるだろう。

 

おね社は"先のコンテンツ"の隠し方が絶妙にうまく、今を楽しんでいればのちに解放されていくコンテンツのことを気にせず楽しめるようになっている。

 

新たにコンテンツが解放された時に簡単なチュートリアルが始まり、そこに触れるまでは先のコンテンツのことは気にしないで良いのだ。

 

ダイヤが手に入りやすい

 

他ゲーで言うジュエルや魔法石などが、おね社では"ダイヤ"となる。

このダイヤは、課金以外でもゲーム内コンテンツを進めるだけで割とコツコツ手に入る。

現金くれなきゃ悔しいレベルの高級要素の解放以外は、基本全てこのダイヤで行える。

 

有償無償の区別がなく、現実では貧乏小僧の無課金社長でも地道に貯めていけば、新しいキャラや、キャラに装備してステータスを上げるスーパーカー等を手に入れることができるだろう。

 

 

 

おね社の悪いところ

 

サーバーが多く、同じサーバー内でないとフレンドになれない。

他人に勧めたり勧められたりしながら、違うサーバーで各々地道にやってるのクソすぎるだろ・・・

 

サーバーごとにゲームデータが違うので、友達と同じサーバーで始めるなら、"はじめから"になる。早くサーバー移動データ引き継ぎできるようにしろ。

 

 

 

まとめ

 

全体として、良いところが多いというよりは、悪いところがとことん少ないゲームである。

 

とにかくストレスになる要素が少ない。基本的に後退せず、何をしても前に進むしかないゲームなので、ネガティブな気持ちでゲームを起動することがないのだ。

 

まぁ王道の放置ゲーにソシャゲの物欲を掻き立てる要素が足されてるようなものなので、非常に手軽にプレイできる。

 

最序盤はポチポチする要素ばかりで面白みが少ないが、そこさえ抜けてしまえば気づけばあっという間に1日でTwitter社を買収できるような爆稼ぎ大社長になっているだろう。

 

ぜひうんこが長引きそうな時にでも気軽にインストールしてキミもイーロン・マスクになろう。

 

ちなみに僕のサーバーはS373だ。

僕を越えて直接サーバー1位になれ。