昨日(時間は一昨日だね)、NPOやソーシャル・ビジネスを支援するNPO団体の方とお話をする機会があり、今、自分の関わっている法人の事を良く知っているので色々聞いてみました。
震災後、仙台ではたくさんのNPO法人、社会企業が立ち上げられたそうです。
それから、1年半で約8割の団体が運営の苦しい状況に追い込まれているようです。
その一番の理由は、設立者には思いはたっぷりあるけども、その思いに引き寄せられ集まったスタッフを運営する力に欠けることの様です。
突っ走る設立者、置き去りにされるスタッフ・・・。
そうして、1年がたつ頃に結局何もやらなかった・・・。という状態になるそうです。
今、読んでいる本では、代表になる人は常にスタッフの意見を上手に取り込んでいく事が大切だと書いています。その意見と合わせて、スタッフのキャパシティーを超えた仕事をさせていないか、不満に思っている事はないかを上手に聞き取る能力が必要だとも書いています。
さて、現在携わっている団体は、この例にもれず代表とスタッフとの乖離が激しく、置いてけぼり状態になりつつあります。
さまざまな作業がある中で、全てが個人の裁量で、それぞれの視点でその場を凌いでいます。
ちゃんと回っていないと、空回りしていると感じているのはどうも、全てのスタッフに見られることの様です。
本日は、事務方を長くやっていらした方と、長い時間ミーティング。2週間の振り返りで、どのように関わっていくかを決めた話をしました。やはり選択肢としては、業務請負という形。同じように運営に苦しんでいる所の代表の方ともお会いして、「自分の仕事はやっぱりそういった所のしくみづくりにあるのかな」と思いました。
「でも、競合してしまうから・・・。」とは、本日のミーティングでの提案・・・。営業の部分では確かに競合してしまうなぁ・・・。特に職が少ない中での出口開拓は、かなり大変だ・・・。
わたしの考えている競合しないやり方としては、作業所巡りですね。
移行を利用したことのない方で、十分一般就労が可能な人や、のびしろのあるような方。
逆に、一般就労もA型も難しく、作業所でもう少しタイミングを待つ必要がある人など、そういったマッチングが必要なんだと思いました。
さらに、作業所の生産物で付加価値を付けることができそうな物(特に消耗品)を、販売チャネルとデザインでブランド化し、工賃のUPにつながるしくみを作りたい。と、結局最初の所(起業したいと思った時)に戻る訳ですね。
このブログを見ている「足を折っている人」早く、作業所巡りを右隣の人としてきなさい。
なんてね。しっかりと完治するまで栄養をたっぷり取ってくださいね。
腕の筋肉は付いたかな?
ではでは、この辺で・・・