人間は、一生に「モラトリアム」な時期を何度繰り返すことだろうか・・・。
わたしの周りには、そんな人がたくさん集まってしまっていて、類友かとひとり楽しんでいます。
この「モラトリアム」な時期というのは、次の自己探索の時期であるので、人生に何度でも訪れます。
あまり訪れない人たちがご覧のようでしたら、自己成長を止めている可能性もあるので、要注意です。
要注意というのは、たいていは「何かしら自分で判断できない状況にある」「自分には何ともすることのできない、運命的な流れが作られている」というどちらかだからです。
モラトリアム期を過ぎると、より高次な自己へとたどり着くと、言っていますが(誰が・・・。)自分としては、エックス軸を水平に保ったうえで考えると、プラスとマイナスの行ったり来たりのように感じます。
ところが、人間の成長の軸をエックス軸に例えると、それは決して水平ではなく、右上がりの線を描いていて、そこにバイオリズムのような波がやってきているのだと、ようやく思うようになりました。
これは、精神科医の松永先生の理論を聞いてから、思いついたものです。
実は、わたしたちのバイオリズムって一見下図のように考えていますが、
ボールの位置は現在の自分の位置です。
良い時と、悪い時を並列に考えて比較しているのですが、実は基準がどんどん変化しているように思えるのです。
下記の図のような感じです。
このように、エックス軸自体が1次直線なり、成長曲線として2次曲線を描いているところに対して、波があるように思うのです。
こうなってくると、次の山を越えるのに非常にしんどい思いをするわけです。
さて、これは外界の刺激や、他者からの評価によって、「ジョハリの窓 」により、自己概念像を明確化していくことによるのだと思います。
それだけに留まらず、自己否定的な環境において成長してきた人は、現在の成功なり(ちょうど山をボールが超えるあたりですね)を自己の実力ではないのではないかという疑問を持ったり、実は成功なんてしていないんじゃないかという不安に襲われたりするわけです。
傍から見ると、すごく立派でも、それが信用できない自己が存在してしまうので、このように図1のような錯覚を起こしてしまうのでしょう。
モラトリアムな期間を過ごしていらっしゃる方、それは次の成長への上り坂に差し掛かっているときだと思います。
一緒に乗り越えていきましょう。って、わたしはいつもモラトリアムかもしれません